コミック28.「風雲児たち 幕末編」第21巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス
桜田門外の変、勃発。襲撃の様子、その後の浪士たちの足取り、彦根藩、水戸藩、幕府の対応など、丁寧に描いてある。襲撃の臨場感はさすがで、その場にいたような気分になった。
水戸藩、彦根藩が、あわや一触即発。内戦状態になってもおかしくないところまで追い詰められていくのが生々しくて、こういうのも、教科書で年表を見ているだけでは伝わらないだろうな、と思った。
しかし、井伊直弼の首を取ったのが薩摩藩士だと言うから、それもややこしい話で、薩摩の対応は次巻に持ち越しですね。
首の行方とそれを返してもらうまでのやりとりは面白かった。
井伊直弼が倒れたあと、老中の安藤信正が活躍するけど、思いの外有能で、この先どうなるのか、この人にも期待するか。期待していいのか。続きを待ちます。
- 作者: みなもと太郎
- 出版社/メーカー: リイド社
- 発売日: 2012/11/29
- メディア: コミック
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