星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち 幕末編」第24巻 みなもと太郎

コミック37.「風雲児たち 幕末編」第24巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス

万延元年。(1860年)

8月15日、徳川斉昭死亡。桜田門外の変(3月3日)より半年も経ってない同時期の出来事。時期が時期だけに彦根藩士の暗殺説も騒がれたけど、心筋梗塞だったらしい。

9月27日、遣米使節団、帰国。

10月19日、水戸藩に「戊午の勅、都合がつき次第、幕府に返納せよ」との勅が出る。要するに無期延期が決定。ここまでのいざこざを見てきた身には、水戸藩主になんか必要以上に感情移入してしまって、「よかったね〜」と言ってあげたくなったよ。

11月1日、将軍家茂と皇女・和宮のご婚儀が決定し、発表された。

12月5日、ヒュースケン、刺客に襲われ、死亡。

この合間にシーボルト・イネと村田蔵六の、横浜での一夜が描かれる。イネの洋装姿が美しい。

今回の口絵は、女性コスプレをふんだんに描いていたけど、女性キャラの洋装は絵になるね。基本的に血なまぐさい漫画だし、たまには、そのぐらい華があった方がいいのかもしれない。

ラストではポサドニック事件勃発。対馬の問題を丁寧に描いてます。このあたりで、次巻に続く。