星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「無敵超人ザンボット3」第4話

第4話「集結! キング・ビアル」

「行きますよ〜」と勝平が叫んでいるのを聞いて、富野台詞だなあ、と思った。主人公が語尾に「よ」をつけるんだよね。どことなく、オネエ言葉。

あと、破壊された町で逃げる人々を丁寧に描写するのも、後の「ガンダム」シリーズに通じるものがあるかな〜という感じがした。攻撃によって建物が崩れて、避難する人々の邪魔になる。こういう描写は「F91」に顕著だし、「Zガンダム」でもよく使われたけど、こういうところに丁寧で、やけに生々しい。

神ファミリーの祖先であるビアル星についての説明も入った。ビアル星人がガイゾックに滅ぼされたのは、戦わなかったからだと、戦い方を知らなかったからだと。

ビアル1世、2世、3世の合体シーンが入るけれど、兵士ではなく、なおかつ男たちですらなく、ごく普通の主婦であるおくさんや、子どもたちが、その手伝いをしているのが、それも富野っぽいかな〜と思った。普通の人々に、戦わせる。戦わなきゃだめだという。そうでなければ、滅ぼされると。その流れの先に「Vガン」もあるわけで・・・。