星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「坂道のアポロン」第2話

第2話「サマータイム

神社の境内で喧嘩したり、律っちゃんの家の地下で、みんなでジャズの演奏をしたり、海に行って泳いだり、こうしてみると、王道の青春物語なんだなあ。と思う。

原作に描かれているエピソードを順番にこなしているようにも見えるが、ちょっと残念だと思うのは、主人公が律子を好きだという気持ちが、こちらにいまいち、伝わりにくいようにも見えること。原作だと、はっきりわかるものを、アニメだとあんまり気づかない。

文字で書いてある気持ちを目で追いかけてマンガで読むのと、声優さんが読み上げる台詞を耳で聞くアニメとは、印象が違うということなのか。

律子は幼なじみの千太郎が好きなんだけれど、千太郎はそれに気づいていない。律子に片思いしている主人公だけがそれに気づいた。というキャラ心理の機微が、見えにくい気がしたので。

なんとなくだが、千太郎のキャラが印象強すぎて、ヒロインである律子が霞んでいるからなのかもしれないなあ。と思った。