星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

下田正美監督  「ゼーガペインADP」

映画23.下田正美監督  「ゼーガペインADP」(日本・2016)

テレビアニメ版は、全話視聴。小説版も2冊、読みました。

今回の劇場版は、TV版の前日譚だと聞いたので、昔のキョウちゃん見たさに、行ってきました。そしたら、あまりに痛々しかった・・・。やっぱり、自分だけ真実を知りつつ、エンドレスエイトの世界を体験し続けるのは、きついですよ。何度も何度も夏の終わりと、入学式を繰り返すのを、一緒に体験することができる。それで、キョウがだんだん疲れてきて、壊れていくのもわかる。

データが、全く同じセリフを同じ調子で繰り返して、それがやがて消えていくのもつらい。悲しい物語だなあ。と、改めて思いました。

「忘れるな、この痛み。消されるな、この想い」という、この言葉の痛さを、改めて噛みしめることができる。いつか、みんなで実体化して、人間に戻れるという最後の希望を、キョウがずっと持ち続けていたというのを確認した形。

思いの外、戦闘シーンが多かったですね。ロボットアニメを劇場で見たのが久しぶりで、なんか迫力だったな。このノリが、懐かしかったです。

どう見ても、劇場シリーズ第1作という感じで終わってますが、続きが作られる予定はあるのでしょうか? 劇場か円盤の売り上げ次第ですかね?