星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「うしおととら」第15話

第15話「追撃の交差~伝承者」

こんなに展開が早いわけないよねえ。と思ったので、ウィキペディアを確認したけど、やっぱりエピソードがかなり飛ばされているのか。そうだよねえ、もっと妖怪、いろいろ出てきた気がしたし、こんなに早く伝承者が出てくるわけないもんねえ。3クールに縮められるというのは、こういうことか。

しかし、TVアニメ史上、最凶最悪の縮め方って、手塚治虫の「火の鳥」全作を1クールという、恐ろしい記録が過去にあるので、もはや、「うしとら」で怒る気にはならないよ・・・。

駆け足で物語を進めなきゃならない関係上、シナリオがかなり無理をしているのは感じられる。物語に余韻も何もないというか、ゆっくりしてられないんだね。どんどん進めていっちゃう。このスピード感覚が今風といえばそうなのかもしれないが、もっとじっくりと物語を味わいたかったとは思う。

どうにも、次から次へと新しい女の子が出てきて、潮に絡むのがなんだかなあ。という感じはする。展開が早すぎるので、潮はまた新しい女に優しく声をかけているのかって部分がどうも、このナンパ野郎。というふうに見えちゃって困る。

その代わりに、とらがこんなにかっこよかったとは~という感じがして、私はとらを見直したよ。潮が思いの外、弱い分、とらのフォローが凄まじいというか。とらがいなかったら、潮はとっくに死んでいるか、再起不能に陥ってますよ。

「うしとら」って作品は、やっぱり、潮ととらの組み合わせでないと駄目なんだなあ。と、改めて思った次第。

今回の作画では、髪の長い潮が、回転して着地したら、髪が普通に戻っているところがカッコよかった。と思いました。これは一応、書いておかないと。次回を待ちます。