星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「うしおととら」第17話

第17話「カムイコタンヘ」

このあたりの展開は、「少年サンデー」の連載でリアルタイムに読んでいた記憶があるんだけれど、雑誌連載だと、少女一人ひとりのエピソードにもっと時間を費やしていたような気もするんだ。ウィキペディアを確認したら、雑誌連載当時、7週かけて描かれたエピソードが、たった1話に集約されているわけで、なんだか早送りで物語を見ているような感じ。とにかく、早い。

それでも、変なふうに物語を改変されていない分、これでもマシなんだろうか? 原作通りにやっているんだから、文句は言わせないぞ。という声も聞こえてくるみたいで、我慢するしかないか。

たぶん、このエピソードがあるから、この5人の少女たちの物語は外せなかったわけで、他は本編の白面との戦いには直接には関係ないから、スルーしたと思えばいいのか?

ただ、私が好きだった「うしおととら」というのは、基本的には前半部分の北海道までの旅の話であって、その途中で出会った人々との交流の話だったような気がするんだ。どちらかと言えば、東京に戻ってきてからは、あんまり面白くなくなったよね。などと思っていたんだわ。

この場合のアニメ版は、本当にまっすぐに、白面との戦いに向けて、獣の槍や、とらの過去話で費やされるみたいで、それが本筋といえばそうなんだけれど、一番の魅力だった部分、潮ととらが旅で出会った人々を助けたり、励ましたりする話を飛ばしちゃっていいのかな? という疑問は残る。

でも、それも含めて、やっぱり尺がないのか~。3クールで全部やるなんて、やっぱり無茶だよねえ。と思って、それ以上は、コメントのしようがないんだけど。