星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行」 下川裕治

読書28.「ディープすぎるユーラシア縦断鉄道旅行」 下川裕治 中経の文庫

ユーラシア大陸を最南端駅から最北端駅まで列車で旅した記録。正確には、列車で通過できない箇所もあり、車で越えたり、寄り道したり、いろいろあるけど、その分だけ読み応えがあって、面白かったです。

道というのは、流通のためにあるんだなあ。というのを改めて、しみじみと思う。この場合は、お茶を運んだ道を辿っていくわけだけれど、中国からモンゴル経由でロシアに続く流通ルートがあったのは、初めて知ったし、お茶に関する蘊蓄を色々語ってもらったのは面白かったです。

あと、ミャンマーのジャンピングトレインの話が印象に残りました。列車が飛び跳ねるほどガタガタの老朽車が現役で走っているなんて、さすがに衝撃でした。