星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「鹿の王」第1巻 上橋菜穂子

読書3.「鹿の王」第1巻 上橋菜穂子 角川文庫

疫病の蔓延した世界、が舞台と聞いていたので、このタイミングで読んでみる気になった。第1巻では、まだ病気が冒頭にしか出てこないので、状況説明と登場人物の紹介という感じだけど、さすが上橋先生の世界観の作りこみはすごいと思った。国の歴史から人々の生活ぶりとか、細部に至るまで、丁寧に描写してある。病気についても、ファンタジー独特の語り口で、説明してあるのが面白い。(マスクと言えないから、口覆いと言ったりするあたり)

主人公が二人いるので、物語の展開は、あっちに行ったりこっちに行ったりするけど、どっちの様子も気になるので、続きを早く読みたいです。これからの展開も楽しみにしてます。