星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ベルサイユのばら」第39、40話

第39話「あの微笑はもう還らない!」

第40話「さようならわが愛しのオスカル」

前言を一部撤回するけど、第38話の時点で、アンドレはまだ死んでなかった。重傷だっただけで、そのあと、いろいろ言いながら、死んでいったので、それなりに感動的な最期でした。

それはオスカルも同様で、はたから見ていて、これって、どう見ても即死だよね?? と思える状況で、まだ生きていて、ぎりぎりまでうわごとを呟きながら、死んでいったので、それはそれで感動的な最期だったと言えるのかもしれない。

でもまあ、普通、あんなふうに撃たれたら、即死だよね。死んでないほうがおかしいよね。死んだと思っても、私のせいじゃないわ。と、言い訳したくなった。

印象に残ったオスカルのセリフは、「あなたの愛に気づけなかったことが、私の最大の罪だ」と言っていたことで、失って、初めてわかるその想い。その気持ちは、切なくて、この作品の最大のテーマだったのだろうと思う。

最終回は、完全に後日談となっていて、革命後に起こった王妃の悲劇が語られるけど、それを聞くにつれ、やっぱり、オスカルが民衆の味方をしたのは、おかしかったんじゃないか? 彼女は、最後までアントワネットの味方であるべきだったんじゃないかと思う。間に挟まれて、つらい立場だったのはわかるんだけど、もう少し、なんとか・・・。という想いが残る。