第6話「お邪魔させてもらおうかしら」
そうだね。こんなにも理解してくれている友人が二人もいる時点で、透ちゃんは十分に果報者だと思うよ。好きだと思ってくれている男の子が二人いて、妙に理解のある大人(紫呉さん)がバックについていて。
親族がいないのは気の毒ではあるけど、呪われた血のつながりがあるおかげで苦労している草摩家の人々を見ていると、親兄弟のいない透ちゃんのほうが幸せのように見える。
それとも、透ちゃんが血縁と疎遠なのは、呪われた草摩家の人々と対比させるためなのだろうか?
血の繋がりなんか、ないほうが幸せだよ。的な??