映画11.ジェレミー・クラバン監督 「失くした体」(2019・フランス)
ネットフリックスの配信で視聴。
随分と変わった設定の物語で、いろんな解釈ができるんだろうけど、「運命を変えるには、誰も思いつかないような突拍子もない事をやるしかない」という発想が出てきたことが印象に残った。
手が動いて、体に戻ろうとするのは、運命にとっても突拍子もない事に違いない。だけど、それでなにかが変わったのか? 手が頑張ったのはよく見えたんだけど、体の方はどうなの? 単純に、手が体に戻って終わりじゃないところがいい。
ただ、手にこれだけのことができるんだから、彼は、これからもちゃんとやっていけるに違いない。とは思った。