2022-08-11 「椿宿の辺りに」 梨木香歩 読書 読書27.「椿宿の辺りに」 梨木香歩 朝日文庫 「稲荷に頼るな」という言葉が結構怖い。無意識に頼っていたのだろうか? 願い事をすれば、叶えられるとでも? 先祖や土地の持つ痛みが、子孫に引き継がれるというのは、ずいぶん、理不尽な感じがする。主人公たちが、それを乗り越えたとも思えないし、この課題は、まだまだ続くんだろうな。と思う。 この物語が、私のもとへ来たのも不思議な縁だと感じはする。