星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風と行く者 守り人外伝」 上橋菜穂子

読書28.「風と行く者 守り人外伝」 上橋菜穂子 新潮文庫

天と地の守り人」のその後から物語が始まるので、外伝というより続編という立ち位置かと最初は思ったんだけど、その割には、回想シーンのほうが長く、バルサが16歳だった頃、まだジグロが生きていた頃の物語が続く。バルサがまだひよっこで、ジグロに叱られながら、旅をしている、そういう時代もあったんだね。

昔、本当は何があったのかなんてわからないのに、時代を経て、その後の人が、あれこれと推測して仮の物語を作り上げてしまう。みんなが、自分の都合のいいように話を捻じ曲げていく。それによって諍いが起こったり、個人が狙われたりするのは、迷惑な話だ。