星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ロボット・イン・ザ・ファミリー」 デボラ・インストール

読書34.「ロボット・イン・ザ・ファミリー」 デボラ・インストール 小学館文庫

あまりに、彼らの娘のボニーがうざいので、子育って、こんなに大変なのか? 嫌だなあ。こんな子供、面倒見たくないわ。などと、思いながら、読んでいたけど、最後の最後で、彼女が自閉症スペクトラムの可能性があると示したので、納得した。

普通の子育てでも大変なのに、自閉症の子供だと、もう一段階、厄介なのかもしれない。それを追体験した気分。

なんにせよ、こんな状況に陥りたくはない。と、ちょっと引いてしまったのが正直なところ。

まあ、自閉症の子供は仕方がないにせよ、ロボットのタングが、更に追い打ちをかけるように、わがまま言い放題で、このロボットこそ、捨ててしまいたい。こんなロボット、嫌だ。と思って、いろいろ、げんなりしている。タングを可愛いと思えたのって、最初だけだったなあ。としみじみ。