星の原休憩所

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「日露戦争史」第1巻 半藤一利

読書5.「日露戦争史」第1巻 半藤一利 平凡社ライブラリー

2ヶ月ぐらいかけてちまちまと読み進めていたけど、ようやく読了。日露戦争史と銘打っている割に、なかなか戦争が始まらなくて、戦争前に、どれだけ政府が頑張って、戦争を回避しようと、幾度もロシア側に提案をしたり、また戦争が起きた場合、どういう戦略を練るべきなのか話し合ったり、準備と対策に余念がなかったのかがわかる。

これは、日本の存亡の危機だとして、みんなが必死になっていた。

それに比べて太平洋戦争は・・・という筆者の思いも綴られているが、実際に、日露戦争に勝ったからこそ、その後の日本人が調子に乗った。という部分はあったんだろうなあ。と思う。