星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ルルとミミ」 萩尾望都

コミック5.「ルルとミミ」 萩尾望都 小学館文庫

「一度きりの大泉の話」を読んだ勢い、70年代の萩尾望都漫画を読みたくなって、再読してみた。萩尾先生の過去話を読んで、ようやく納得したのは、前から疑問だったんだけど、デビュー作の「ルルとミミ」を含む初期の数作と時期を同じくして発表されている「モードリン」系の作品があまりに毛色が違うから。ずいぶん、いきなり絵も話も変わったんだなあ。と思っていたけど、萩尾先生も新人の頃は、掲載雑誌の「なかよし」に合わせて、無理やり子供向けにコメディタッチの物語をひねり出していたんだなあ。とわかった。

そういう無理した作品ではなく、習作時代から描いていたという「モードリン」は、「なかよし」に持ち込んでもボツになり、竹宮恵子の紹介してくれた小学館の編集者によって「少女コミック」で日の目を見たわけで。

萩尾望都の作品がボツになった現実を見ると、作家を生かすも殺すも編集者次第というか、出版社といい縁があるかどうかが大事というのはわかる。

「太陽の牙ダグラム」第62、63話

第62話「きざまれた光る道」

第63話「落とされた黒い滴」

62話は総集編。63話から本編の続きだけど、そう簡単に勝たせてもらえない解放軍。連邦の側もいろんな手を打ってくるし、ラコックさんにそそのかされたカルメルさんが、どう動くか気になります。

「一度きりの大泉の話」 萩尾望都

読書7.「一度きりの大泉の話」 萩尾望都 河出書房新社

大泉の名前は聞いたことがあったけど、こんなにたくさんの大御所漫画家たちが出入りしていたことにびっくりした。漫画家デビューした時の話や海外に行った時の話も聞けて、貴重な歴史的資料じゃないかと思います。

いろんな作品タイトルが出てくるので、懐かしくて、70年代萩尾漫画を色々読み返したくなりました。

「太陽の牙ダグラム」第60、61話

第60話「デロイアの光と影」

第61話「北極ポートに向けて」

カルメルさんって、たしかに前からいたけど、ただのモブキャラだと思っていた。モブキャラにしては目立つなあ? という認識だったが、ここに来て、なんか重要人物になりそうな予感。少しでも博士に反対する意見があると、ラコックさんに知られてしまい、連絡を取りたいと申し出がある。ラコックさんが次にどんな手を打ってくるのかが、意外と見ていて面白いというか、そういう部分もある。

「太陽の牙ダグラム」第57~59話

第57話「ひるがえる解放旗」

第58話「解き放たれた野心」

第59話「威信かける海戦」

ドナン・カシムが倒れた。パルミナ大陸のドガが占拠されて、解放軍が独立宣言を出した直後で、フォン・シュタイン大佐は、自分が持っている8軍だけで、状況を改善したいと、勝手に軍を進めちゃうし、それを止めようとしたラコックさんは、ただの補佐官扱いされて、地球に戻る。

ただの補佐官扱いが気に入らなくて、地球評議会に赴き、自分をドナン・カシムの代行に任命してくれと色々手を回して、そういう細かいやり取りまできちんと描いているのが面白かった。手続きと根回し、大変だねえ。というのは感じる。

そうやって連邦軍が分裂しているから、意外と、この作品って、ちゃんとデロイア独立を達成して終わるのかもしれないなあ。と思いはじめた。第1話のイメージでは失敗したように見えたんだけど、実はそうでもないのか?

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」2-II J.K.ローリング

読書6.「ハリー・ポッターと秘密の部屋」2-II J.K.ローリング 静山社ハリー・ポッター文庫

今までのいろんな伏線が回収されて、綺麗にまとまって終わったので、これは見事だ。と思いました。しもべ妖精ドビーに始まって、ウィーズリー家に泊めてもらった話、末の妹のジニーの恋心、ハグリッドがなぜ退学になったのか、女子トイレにこもっている幽霊嘆きのマートル、いちいちつっかかってくるマルフォイ親子、断片的に読んでいたそういうエピソードが、意味を持ってつながってきたときに感動した。ハリーが物語の冒頭で蛇と会話していたことまでちゃんと説明が入ったし、作者はそういうのまで計算してエピソードに入れていたんだね。そういうのがすごいと思って、感心しました。

「太陽の牙ダグラム」第55、56話

第55話「戦略台地を奪取せよ」

第56話「スタンレー高原の攻防」

連邦軍の反乱部隊とゲリラ組織が合わさって、解放軍と名乗るようになってきた。今までみたいなゲリラ戦じゃなくて、本格的に正面から戦い始めて、今度は地形がどうこう言い始めたから、やっぱ、戦いは地形で決まるんだなあ。と思う。