星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「orange オレンジ」第4話

第4話「LETTER04」

須和君がいい男過ぎて、惚れてしまうわ。こんないい男に惚れられておきながら、それに気づかず、翔君のほうを選ぶとは、主人公ももったいないことをする。というか、それが恋心というものなのかもしれないが・・・。

とはいえ、「菜穂がだめって言ったから、(先輩と付き合うのを)やめた」ってのは、そんなことを言われて、いいのか悪いのか、素直に喜んでいいものなのかどうか。

自分で決められないので、女に判断を仰ぐというやり方はどうなのかね? しかも、口で言わずに、こっそり紙に書いたメッセージだけ、さりげなく隠すように入れておいたっていうんでしょ。なんかやり方がこずるいというか、いちいち相手を試すような真似をするってどうなのかと思う。

そもそも、主人公が悩む以前の問題として、菜穂にモーニングコールだの弁当を作らせるだのさせておいて、その一方で、告られたからと言ってほかの女と付き合い始め、付き合っている女がいるくせに、今度は「なんでモーニングコールしてくれなかったの?」といちいち聞いてくるあたり、どうかと思うよ。

それこそ、聞かなくてもわかりそうなものでしょ? 普通、彼女ができた男にモーニングコールだの弁当だの作っていったら、相手の女の子に悪いと思うじゃん。この場合は、菜穂が正しい。翔君が、どっか無神経で、女を便利に使っている感じ。

こんな男を助けるために、みんなが翻弄されなきゃならないとは、なんだかなあ。という気分になってきた。とはいえ、今どきの男の子なんて、大体、みんな、こんな感じなのだろうか?

古橋一浩監督 「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」

映画38.古橋一浩監督 「はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~」 (日本・2017)

原作漫画は未読。テレビアニメ版は、子供のころ、リアルタイムで見てましたが、ビデオデッキのない時代なので、飛び飛びで視聴。物語も途中で終わった記憶があります。

今回の映画版は、原作の最後までをアニメ化してくれるらしいので、続きが楽しみです。

物語的には、テレビアニメ版を思いっきり端折ってまとめたダイジェスト版という感じ。登場人物を見ながら、ああ、こういうキャラいたなあ、こういう話だったなあ、と、懐かしく見ることができました。ダイジェストだけど、まとめ方は非常にうまくて、見事につなげたと思います。

今見ても、少尉、かっこいいわ。できすぎなほどいいわ。

大人になってから見直すと、子供のころにはわからなかった設定が見て取れる。薩摩藩士が公家の娘と結婚したとか、旗本の家の娘を敵としてみているとか。なるほど。

声優さんの配置もよかったし、昔のテレビアニメ版を覚えている人にはお勧めかと思います。実際、映画館の客層も、ほとんどが私と同世代か年上のお姉さまたちでしたね。下の世代にも見てほしいけど、ダイジェスト版だとやっぱり厳しいかしら? と思って、残念です。個人的には満足。非常に面白かったし、気になるところで引いてきたので、続きも楽しみです。後編を待ちます。

「ふしぎの国のバード」第4巻 佐々大河

コミック37.「ふしぎの国のバード」第4巻 佐々大河 ビームコミックス

順調に面白い。伊藤の過去が描かれて、彼の心情がより分かりやすくなったと思う。文明開化で、必死に過去のものを捨てようとしている明治の人々。それでも古い因習に縛られて、自分のやり方を曲げない人々。いろんな人々の対比が面白く、それをどう思うかは、読者の裁量に任されているのだろう。

この国の新しい物好きと、権威にやたら弱い構造は、この時代から連綿と続いているのかと思った。そういう部分が、非常に勉強になります。いい漫画だと思います。

「orange オレンジ」第3話

第3話「LETTER03」

順調に面白い。非常に丁寧にドラマを紡いでいるという感じがして、好感が持てる。

ストーリーの流れは、原作通りだったと思うが、消しゴムの中にメッセージを隠す翔君。「顔が好き」という理由で、先輩と付き合う翔君。あんまりいい男には見えないというか、なんて女々しいやつ! という感じがするのは気のせいかな? 須和君のほうが素直にいい男に見えるんだが・・・。

とはいえ、男って、本当に女を顔で選ぶみたいだから、「顔は好き」という答えは、これでなかなかリアルなのかもしれないなあ。と思った。

アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ監督 「ファインディング・ニモ」

映画37.アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ監督 「ファインディング・ニモ」 (アメリカ・2003)

字幕版を視聴。今頃ですが、初めて見ました。

冒頭から、主人公を襲った悲劇が描かれて、こんな話だったのかと、ショックを受けた。単に、子離れできないお父さんの話だと思っていたんだけれど、奥さんとほかの子供たちをすべて失ったマーリンが、たった一人の生き残りの子供であるニモをかわいがるのは当然で、何をおいても、この子だけは守りたいと必死になるのは当たり前だったわけだ。思いのほか、悲劇性が濃くて、最初のシーンだけで泣けますよ。

それにしても、海の冒険の素晴らしいこと。サメにチョウチンアンコウに、クラゲに海流、カメやクジラも登場して、次から次へと襲い掛かる試練にマーリンが立ち向かわなきゃいけない、子供のために父親が頑張る姿がけなげで、それがいつかみんなのうわさになって、いろいろな人たちが助けてくれる、その流れが非常に感動的でした。

誰が見ても、たぶん、この親子を助けたくなるんだろうね。映画館の観客も一緒に。手に汗握る感じが出ていて、すごくいい作品でした。よかったです。

「アオイホノオ」第18巻 島本和彦

コミック36.「アオイホノオ」第18巻 島本和彦 小学館少年サンデーコミックススペシャ

「風の戦士ダン」誕生秘話。続き。雁屋先生の原作をベースにして、パロディ漫画を描く。という発想は面白かった。確かに読者は騙せるし、私も騙された口なんだろう。本当に、雁屋先生がこんな原作を描いたのかと思った。珍しいな?? ぐらいには思っていたけど。

御茶ノ水駅で、さだまさしの「檸檬」が流れているとは知らなかったけど、どんな歌だったっけ? と、ようつべで確認してみた。ああ、確かに、こんな歌、あったわ。程度の認識だけれど、だからと言って、なんでホノオ君が、自分も檸檬を投げなきゃいけないと決心しているのか、いまひとつつかめなかった。だって、別に、いやなら無理して投げんでもいいんじゃないかと思うんだけど??

「orange オレンジ」第2話

第2話「LETTER02」

順調に面白い。作画が乱れていると聞いていたけど、今のところは許容範囲だな。さすがにロングになると壊れるみたいだけれど、メインキャラのアップはちゃんときれいになっているし、問題ないかと。

原作を読み返して比較してみたけど、アニメはちゃんと原作準拠で丁寧に物語を進めているし、多少アレンジして、原作よりもむしろ、ドラマ性が増している感じ。いいよ。

特に、夜に回覧板を持っていくかどうかで悩んでいるお母さんと、明日翔にお弁当を持っていくかどうかで悩んでいる娘の姿を対比させたのはよかったな。と思った。そういう心配性なところが、母親譲りということで。