星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「精霊の守り人」第24話

第24話「最後の希望」

ラルンガの全容が見えてきたけど、こんな化物がうようよいるとしたら、ナユグというのは、えらい怖い世界だなあ。と思った。あんまり行きたくないね。

師匠が水に顔をつけて、タンダと交信。その辺も、原作の設定を使ったアニメオリジナルだなあ。と、わかったけど、ごちゃごちゃ突っ込まないほうがいいのかしら。要するに、原作だと、ナユグのいきものにラルンガのことを教えてもらうために、トロガイ師が接触を試みたという形なんだけれど、アニメ版だと、ナユグのいきものがタンダへの伝言板役になっている。そういう変更に対して、いいのかな~。という気もするけど、とは言え、そういえば、原作だとどうやって、逃げたチャグムが最終的にたどり着いた場所に気づいたんだっけ? というのは覚えてない。

シグ・サルアの花が最後の希望になるという設定は覚えてなかった。あの花にそんな意味があったとはね。これも原作設定にあったのか、アニメオリジナルなのか、という部分でもやもやするんだけれど、原作を読み返す元気ももうないから、このまま進みます。次回を待ちます。

「精霊の守り人」第23話

第23話「シグ・サルアを追って」

チャグムのお着替え。新しい青い衣装がかっこいい。

爪のようなものが襲ってくるというラルンガを、アニメで描くとこうなるのか~。という部分に感心してました。

水の上を走るチャグムに対して、水の抵抗があって、追いかけられないバルサという対比が良かった。そういうところは、なかなかリアルかな。と。

「精霊の守り人」第22話

第22話「目覚めの季」

相変わらず、キャラデザがやだな。と感じる。たぶん、バルサの顔のアップが嫌なんだな。と気づいた。ほっぺたが丸っこくて、下ぶくれに見えるのと、薄いピンクで口紅を塗った感じになっているのがなんか嫌だ。

タンダやチャグムには、そういう違和感はないんだけど。トロガイ師は、そもそも、あれ、人間の顔じゃないしなあ。

この状況下で、温泉に行くといい出す師匠は、なんか別の目的があったんだっけ?

チャグムの見るナユグの世界。確かに、いきなり空中に浮かんでいるというのは怖いだろうな。そういうふうに見えるという幻想のシーンが恐ろしかった。

「精霊の守り人」第21話

第21話「ジグロ・ムサ」

バルサの過去話。小説に文章で書かれていたカンバル王国での暮らしぶりを、アニメがビジュアルできちんと再現してくれたことに感動。

少女の頃のバルサは、まだまだ普通の女の子だったんだなあ。と、思って、えらくいじらしく、可愛く見えたよ。

一方で、ジグロと追手の戦いは、動きの描写がすごかった。短槍での戦闘をここまで丁寧にかっこよく、力強く描けるとは、アニメーターさんの力量に感心します。

明比正行監督 「サイボーグ009 超銀河伝説」

映画30.明比正行監督 「サイボーグ009 超銀河伝説」 (日本・1980)

中学生の時に、見に行きそこねた映画。お正月公開だったんだけれど、その年は、豪雪で雪に閉じ込められちゃって、映画どころじゃなかったんだわ。そしたら、そのあと、ずっと見損ねたまま、機会を失ってました。今回は、アマゾンプライムビデオにあったので、せっかくだから、視聴してみた。

物語自体は、昔から批判されてたし、まあ、普通だな。と思うけど、今の視点で見ると、80年代のSFの感じが懐かしい。背景美術や、乗り物や、小物のデザインが、いかにもSFしてて、いいなあ。と思った。

あと、声優さんがみんな若い声で喋るから、今見ると、感動。超豪華声優陣。という感じがする。こんな端役にまでベテラン声優を使ってるよ。なんてね。

「動物農場」 ジョージ・オーウェル

読書12.「動物農場」 ジョージ・オーウェル 角川文庫

動物農場」「象を射つ」「絞首刑」「貧しいものの最期」の4作品を収録した短編集。本編は、すぐに読み終わったものの、解説やあとがきがえらく長くて、しつこくて、そっちを読むほうが大変でした。

読んでみたかったのは有名な表題作だけれど、一行感想で済ませるなら、「スノーボールがかわいそうだな」ってことで、もし、彼が農場を仕切っていたなら、もっとうまく行ったのだろうか? それとも、同じ結果になるのだろうか? と思った。いいように追い出されたあとは、徹底的に悪者扱い。これが世の常なのかと思うと、やっぱ、世間で悪く言われている人ほど、実はいい人なんじゃないのかと、そう思ってしまう。そんなに単純ではないにせよ。

他の短編では、かつてのアジアの怖さを感じた。そこで暮らすヨーロッパ人の思いを生々しく汲み上げていると思う。こういうのは、記録として、大切かと。