第7話「金色鳥の旗」
いやあ、面白いです。やっぱ、星界シリーズはいいなあ。(^^)
ラフィールとペネージュさんのやりとりを見ていたら、涙が出そうになった。
ラフィールがそうまでして、かつては人類統合体の囚人に過ぎなかった領民を守ろうとするのは、他ならぬジントが命を賭けて助けようとした人々だからだ。その気持ちがやりとりの後側に透けて見えるので・・。
決して表に出そうとしない彼女の本当の気持ちが、無表情を装った顔と声の後側に見えるのはつらい。
アブリアルは泣かない。皇帝は公平でなければならないからだ。それが建前だけど、本音の部分は誰が見るより明らかじゃないか。
そういう微妙な表現をアニメで見せるのも難しいと思うんだけど、この作品では見事に描ききっているからすごい。
「私たちがそれはできないと言ったなら、どうなさるおつもりなの?」(みたいなセリフを言われて)ラフィールが「海中に隠れる」と答えたときに、わざわざサメのような生き物が海中を横切る絵を持ってくるところが巧いかなあ。それはそれだけ危険なことなんだと・・・何となくわかるじゃないですか。そういう表現方法が好き。
あと、クファディスを脅すのに必要以上に顔を近づけたペネージュさんの演技もすてきです。「あなたのその舌を私のかわいい小鳥たちのえさにしてさしあげるわ」(だったかな?)とか言いながら、何故にそう妖艶に迫るのか? こわいよ〜。(^^);
一度に見ちゃうのがもったいないので、続きはまた次回!(←ムリョウ風)