第33話「氷の城」
ゲルダとカイは同い年かと思いこんでいたので、生まれたばかりのゲルダの横にもうだいぶ大きく成長しているカイがいたので、びっくりした。子供の年齢のことはよくわからないが、年の差は2年位なんだろうか??
雪の女王は、ゲルダに「私の言いつけを聞かないなら、雪の馬車で故郷に帰しますよ」と脅すけれど、確かにこれだけ長い間、旅をしてきたのにもかかわらず、簡単に元の場所に戻されてしまったら困るだろう。超越者としての雪の女王の怖さがかいま見えたような感じ。
ゲルダと青トロル、赤トロルとの演奏会は楽しかった。ゲルダを閉じ込めている扉を苦も無くぺしゃんこですり抜けてしまうところはファンタジーっぽくて好きかな。
カイの「君は誰?」発言は、この手の物語のお約束の気もするが、私の記憶違いでなければ、原作の「雪の女王」がそもそもそういう話だった気がする。やっと会えたのに、カイは冷たかった。だけど、ゲルダの愛がカイの目に刺さった氷のかけらを涙で溶かす話だったような気がする。これをやるのなら、あと2話で物語の収拾をつけちゃうのは、もったいないような気がするんだけど・・・。もう少し長い間、カイの冷たさにゲルダが泣くシーンがあってもいい気がするけど、どうだろう?
次回はラギが復活するみたいだし、物語がどんどん原作から離れていってしまう。風の化身はすっかり姿を変えて現れたし、彼が倒すべきラスボスになるのだろうか? まあ、どういう風に物語の決着をつけるのか、楽しみにしたいと思います。