星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ヤング ブラック・ジャック」第7話

第7話「苦痛なき革命 その1」

原作は読んでいるはずなんだけれど、物語の展開はすっかり忘れていて、この男性キャラが無痛症なのは覚えていたんだけれど、結局、なんでそうなったんだっけ? そして、どうなったんだっけ? という部分はすっかり忘れていて、教えてもらうには、次回を待たなければなりません。

ただ、この患者を間くんが手術するんだとしたら、よほどの理由付けが必要じゃないか? という気がする。医学生が手術をしちゃいけないという大原則があるわけだし。興味本位で調べるのまではいいけど、それ以上は治療に関わっちゃいけないんじゃないかと思ってしまう。

そのへんをどうしたのか、どうだったのかが覚えていなくて、なんだかもやもやするから、早いうちに続きを見ないとなあ。と思ってます。

「ヤング ブラック・ジャック」第6話

第6話「ベトナムにて その3」

ベトナム編、完結。きれいに終わったし、いい話だったと思う。

そういえば、私は原作を読んだときでさえ、この彼がドクター・キリコだって、最初から知っていたわけなんだけれど、物語的には、オチの部分で初めて明かされるという仕掛けだったのか。と、今更気づいた。

キリコがロケットの中に妹と父親の写真を入れていたりするから、ああ、なるほどと。「ブラック・ジャック」のファンだと、ここでニンマリすることになるのか、と、わかった。

そうでないと、髪が短いキリコなんて、想像もつかないというか、、まさかこの彼がドクター・キリコだなんて、普通は思いもしないだろうと。なんで、彼だけ原作に似せていないのかと、ようやく気づいた。そういう引掛けだったのね。と思う。

私はなんだか、最初から夫に聞かされてて(彼はアニメ版だけリアルテイムで視聴していた)、ベトナム編ではドクター・キリコが正義感の強い軍医として出てくるんだと聞いちゃったから、「あ、そう?」と思っただけというか、びっくりも引っ掛けも、何も考えずにスルーしちゃったんだが、今にして思えば、ネタバレを思い切り聞かされていたんだってことなんだねえ。

「ヤング ブラック・ジャック」第5話

第5話「ベトナムにて その2」

ドクター・キリコ、初登場。やっぱ、かっこいいわ~。とてもキリコには見えないわ。医者としての使命感に燃えている戦場の軍医って設定が実に美味しい。

アニメを見て、改めて気づいたこととしては、BJ先生がキリコからそのやり方や技術を学んだ。という側面もあるんだなってことで、この世界だと、キリコのほうが年上で先輩だという事実。軍医としての知識も経験もキリコのほうが持ってて、それに比べると、BJ先生は単に医学生だし、まだまだひよっこなのね。その設定がいいなあ。と思った。

なんだか手術の後、二人でお酒飲んで仲良くなっているしね。

あと、藪先生もからめて、いろいろ男たちの世界を構築中。良いですね。

「ヤング ブラック・ジャック」第4話

第4話「ベトナムにて その1」

順調に面白い。ベトナム戦争を描かせると、高橋良輔班の本領発揮という感じがする。戦場カメラマンネタが好きだったみたいだし。

あえて危険な地に飛ぶ間くんだけど、そんなに藪先生が好きなのか~ってあたり、なぜそんなに? どうやって知り合ったの? と、そっちの方に興味が行きますね。

カメラマン役に日本人(ひもとひとし)を持ってきているのが、通好みの設定。

あと、ベトナムのゲリラ兵にバンダカが混じっているのがそれっぽくて良いなあ。と思った。たぶん、これは原作通りなんだと思うけど、この作品は、そういう手塚スターシステムをうまく使っているところが好き。

「ヤング ブラック・ジャック」第3話

第3話「脱走」

今回も、物語としては悪くなかった。あいかわらず、岡本先輩がなんかやだなあ。という感じがするが、こういうキャラだから仕方がない。

ひどいと思ったのは、とりあえず、第1話だけだったか。その分、第1話との間に矛盾が出ちゃって、医学生が手術をしちゃいけないというのなら、そもそも、あの子供も無理して手術する必要なんかなかったんじゃないのか? 手足を繋がなきゃ、命にかかわるという問題でもなかったわけだし。そういうのをアニメ版ではセリフで言わせちゃっているのよ。確認したけど、原作はその問題をなにげにスルーしちゃったからね。

第3話では、活動家のエゴが中心に描かれていて、さすがに気味悪かったが、リーダーが女性で、それを岩根山ルリ子で表現したのがなんかいいなあ。と思った。この手の活動で、正義感が無駄に強いのは、やっぱり女性なんだな。と思うしね。

「ヤング ブラック・ジャック」第2話

第2話「拉致」

第1話だけで切っちゃうのは、もったいないから、とりあえず、第2話も見てみたけど、今度は面白かった。変なふうなギャグも入らないし、緊張感のあるストーリー展開が非常に良い。岡本先輩がいないだけで、随分雰囲気が違う。やっぱ、この世界観に、女は邪魔だよね。

とにもかくにも、藪先生が良かった。「はざま」「はざま」って、やけに心配して、必要以上に親身になってくれているのが、なんかやさしくていいじゃん? この人、いい人だなあって思ったよ。

物語自体も、心臓移植をネタにしたものだし、原作は読んでいるから落ちも知っていたんだけれど、それでも、この展開は、どうなることかとヤキモキするし、キャラクターの心情の移り変わりが見て取れて、「娘を救うために仕方がない」と思っている父親の、それでも「死にたくない」という思いが伝わって、胸を打つものがあった。

違和感なく、きれいに見ることができたので、良かったと思います。この調子なら、続けてみていけるかな? と思いました。次回を待ちます。

「ヤング ブラック・ジャック」第1話

第1話「医者はどこだ!」

原作コミックスは、出ているだけ全部既読。(現時点で11巻まで)。

アニメ版が話題になった時に購入した割に、アニメ版は見ていなかったので、初めて視聴してみたけど。正直、これは、うーん・・・という感じで。

原作の良さが生かされていない。せっかく、手塚臭さを減らして、現代風にスタイリッシュな絵柄になって、物語の雰囲気ももとの「ブラックジャック」の匂いを消してあるのに、そこが良かったのに、わざわざアニメ版は、手塚治虫の漫画版を意識して、絵柄も手塚調が強くなっているし、最悪なのは、岡本さんがなにげに手塚漫画を意識したようなギャグっぽい動きをやったことで、そういうのを見ると、恥ずかしいからやめてくれよ~!! と、身悶えしたくなる。

原作の第1話が短いので、おまけのシーンを色々入れてきたんだろうけど、そのせいかどうか、かえって間延びしちゃって、なんだか展開が野暮ったく見えるし、この人すごいすごいと、ずっと言っている岡本先輩がウザく見えて仕方がない。

この作品をこれからも視聴継続していいのかどうかで、ちょっとかなり迷い中。仕方がないから、付き合ってみるか? どういうふうに直してほしいのか、自分がどう思うのか、整理したいという気持ちもあるし、そんなことをやってないで、とっとと次の作品に行ったほうがいいのか、うーん? という感じでグラグラしてます。