星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「To Heart」第1話

第1話「新しい朝」

ゲームは未プレイ。内容も全然知りません。

思いの外、しっとりとした学園ラブストーリーっぽい展開。ゲーム原作だと言うから、もっとハチャメチャにファンタジーしているかと思った。(←偏見?)

冒頭の雨の中転んで泣いている女の子に、少年がぬれた教科書を自分の教科書と取り替えてやるというエピソード。わかりやすいなあ。こういうちょっとした親切から、恋心というのは生まれるのだろう。

実際、机の席替えのエピソードを見ても、このキャラは、女性陣の執拗な攻撃の中で黙ってくじを作り続けている委員長に対して、「あと何枚作ればいいんだ?」「俺が手伝う」と嫌みなく、すんなり自然に申し出ることが出来る人物なのだ。実際、これは私が見ていても好感を持った。ああ、こういう風に名乗り出てくれる人っていいなあ・・と思った。(^^);
彼にしてみれば、「早く帰りたいから手伝っただけだ」という事になるんだろうけど・・。

そんな彼の姿を主人公の少女がずっと目で追っていく。そういう風に、この物語はこれからもずっと、少女の視点で彼を追い続けていくのだろうか? ゲーム原作だとすぐに男の視点になりそうなものなのに、こういう逆転の発想は、試みとして面白い。これからどんな出来事が起こるか知らないが、続きを楽しみにしたいと思う。