星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「プラネテス」第12話

第12話「ささやかなる願いを」

いやあ、いつもながら完成されたドラマですね。実に面白かったです。

たばこを吸えないフィーのいらだちと苦痛がリアルに伝わってきて、見ているこちらまで欲求不満になりそうだった。「早く何とかしてあげて・・」と、つい一生懸命思ってしまうのは、フィー姐さんの人望故か。(^^);
(「こいつ・・嫌煙家だ」のシーンが特に印象に残りました)
だからこそ、ラストシーンがカタルシスになる。海のシーンが気持ちよかったです。

その物語の流れに、宇宙防衛戦線の主張や、タナベとハチマキの恋愛がらみのいざこざも混じっていく。伏線の入り方が見事だと思うのは、本当にいつものことなんだけど。よくできたTVドラマのようですね。(三谷幸喜の脚本をちょっと思い出しました)

また、リュシーとハチマキの間を誤解する流れは面白かったです。洋服を買おうか迷っていて、偶然、見つけた先輩に話を聞いてもらおうとするのも気持ちがよくわかる。で、あんな話を聞いちゃったものだから、勢い、「これください!」って。タナベらしさがよく出ているじゃないですか。
あと、写真を見たリュシーの反応もいい。女同士、負けていないなあって感じで。(^^);

思い切り、言い合ってケンカできるハチマキとタナベはいいカップルです。これからも応援していきたいかな。(^^)