星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「三丁目の夕日」第23回

第23回「時の記念日」「雨やどり」

これは両方ともお父さんの話だなあ。

時の記念日」は時間を守り、不正を許せない、公務員のお父さんの話。
いやあ、息子が近所の人にもらって喜んでいたラジオまで、「それはいかん。下心があるのかもしれない。返してきなさい!!」と取り上げ、争って壊れてしまうあたり。子供の立場なら「ひどい父親だ」と責めたくなるかもしれないけど、この場合、そうしなきゃならなかったお父さんの気持ちがよくわかります。賄賂のたぐいは絶対にしてはいけないことだと言い切るまじめさが立派。
そのお父さんについて、理解のある息子たち。彼らが手をつないで帰っていくシルエットに夕日がかぶっている。
だから、この作品は失われたユートピアだと思うのだ。そういう仲むつまじい親子の姿が、今は失われているような印象があるので・・。(><)

「雨やどり」は大工の息子の話。「雨が好き」だと手を挙げる少年。
「雨が降ると、お父ちゃんの仕事が休みで一緒に遊んでくれるからです!」

なんだか、そのセリフだけで泣けるのは何故だろう? ううう。(><)

次回は29日だそうです。ずいぶん、間があくんだなあ。まさかそのペースで9月まで放映を続ける気なんだろうか??

【おまけ】
「雨が好き」と手を挙げた子供は3人。一人が大工の息子で、もう一人はいかにもお嬢様。「新しいレインコートを買ってもらったの」と嬉しそう。最後の一人は傘屋の娘なんだけど、その話をダンナにしたところ

「傘屋ってなんだ?」と言うんだよね。
「傘だけで売っている店なんてあるの?」と言うから、
「あるよ〜! 少なくとも私が小学校の時はあったよ。傘が壊れたら、そこでなおしてもらったもん!」と力説したんだけど、怪訝そうだ。

知らなかった。都会には傘屋はないのか? それとも、うちの田舎が特別なんだろうか?? そういえば、最近は見たことがないかもしれないなあ。(−−);