星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「その時歴史が動いた」第228回

第228回「信長の巨大鉄船、戦国の海を制す 〜織田水軍 VS 村上水軍、決戦大坂湾〜 」

人類の歴史って、本当に戦いの歴史だよなあ。今更だけど、戦国時代に人々が殺し合いの戦いを続けている描写を見て、つくづく思った。

水軍同士が戦うのはいいけど、相手の船をいかに攻撃するか? に工夫に工夫を重ね続けていたわけでしょ? 火矢を撃ったり、砲撃したり、どっちもどっちで悲惨だなあ・・・と思いました。

ところで、信長が水軍を作らなくちゃならなかった理由と、どんな水軍を作るかで頭を悩ました苦労話が今回のメインだけど、機動性に優れ、火矢で攻撃してくる敵から身を守るのに、あえて鉄の船を造って、動きが遅くなる難点を逆に利用して、敵の船を近づけるだけ近づけてから隠しておいた大砲で徹底的に叩くという作戦は見ていて面白かった。

例えは悪いが、象とネズミの戦いみたいね。ちょろちょろと動き回って、火矢で攻撃してくる相手を鉄版で完璧に守って、叩くときは容赦ないという。

まあ、こうした戦いの歴史の中で、人類は技術を進歩させてきたんだなあ・・・というのが、よくわかるエピソードでした。相手がこう出てくるなら、こちらはこう撃ち返すという無限の繰り返しというわけで・・・。