星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「闇の守り人」 上橋菜穂子

小説・一般23.「闇の守り人」 上橋菜穂子 新潮文庫

精霊の守り人」続編。故郷のカンバル王国に戻ったバルサの話。

引き込まれるように、一気に読みました。面白かったです。彼女の過去、バルサが巻き込まれた陰謀の真実が、物語を追ううちに少しずつ明らかになってくる流れがすごいと思いました。バルサでさえ知らなかったことが、バルサの父や養父のジグロを知っていた者たちの話から、だんだんと明らかになっていく感じで、読んでいくうちにどんどん世界の隠された秘密に近づいて行くのが、楽しめました。

ラストシーンの感動を書こうとすると、ネタバレになってしまうので、何も書けない。

「青光石」と書いて、「ルイシャ」と呼ばせるセンスが好きだなあ・・・と思いました。