星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「精霊の守り人」第6、7話

第6話「青霧に死す」
第7話「チャグムの決意」

全体的に画面が暗いし、話も地味で、面白くない。ぼうっと一気に流し見している分には問題ないが、この作品を毎週追いかけるのは辛かったろうなあ、という感じがする。そんなに見ていて、楽しい作品でもないし。

相変わらず、変な脚本。特に「沈思黙考」シーンは、ギャグしか見えない。「女が何を考えていたか、探れ」と言い出したから、何をするのかと思ったら、本当に岩の上に座禅を組んで、「女はあっちへ行くはずだ」「いや、こっちへ行くはずだ」とわけのわからん議論だけするとは思わなかった。しかも、結論が出ませんでしたよ。

あと、疑問なのは、この間の「秘策・青い手」っていったい何だったの? と言う話。結局、トロガイ師の狼頼みで振り切っているのもどうかと思ったんですけど、髪の毛一つで王子が死んだと勘違いしている追っ手の連中もなんだか変。あっさり町に戻っていて、しかも自分をネタにしたうわさ話を喜んでしているバルサも、なんだかなあ、という感じ。

「まさか噂の本人が目の前にいるとはなかなか気づかないものさ」とは言うんだけれど、あんまり説得力のある言葉でもないなあ、と思った。そんな話をした相手が、槍を持っていて、子供を連れていて、しかもカンバル風の顔立ちをしていたら、普通、誰だって怪しむんじゃないか? 少なくとも、ちょっと気にはなるよね。そう言う目立つことをわざわざする理由もわからない。

言っておくけど、この手の変なシーンは、全部、アニメオリジナルで、原作にはまったくありませんからね。原作がこういう話なんだとは、ゆめゆめ思って欲しくないものです・・・。