星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「パーム39 TASK IV」 獣木野生

コミック2.「パーム39 TASK IV」 獣木野生 新書館ウィングスミックス

「すべては弱さからだ。弱い人間が自分の意志では生きられず、一方向に流されてゆく。促され、許容されれば、どんな残酷な考えも抱き、実行する」

印象に残ったセリフをメモ。

1年ぶりに出た新刊だが、またすごいところで続くにしてあるなあ。続きは「ウィングス」を読んでね♪ と、言わんばかりじゃないか。ああ、もう・・・。

ケネス・ブラナー監督 「マイティ・ソー」

映画8.ケネス・ブラナー監督 「マイティ・ソー」 (アメリカ・2011)

これも「アベンジャーズ」につながるシリーズの一つらしいんだけれど、舞台を宇宙にまで飛ばして、世界観が一気に広がった感じ。北欧神話の世界を非常に美しいビジュアルで見せてくれたことに感動しました。いやあ、すてきすてき♪ きれいきれい♪ 

舞台はアスガルドだと言われて、ああ、子供の頃、好きだったなあ。と、懐かしく思った。そういえば、巨人の国とか、そういう設定もあったなあ。と。オーディンとかロキとか、そういう名前が出てくるだけで、なんか嬉しい。

主人公の名前がソーだというので、なんで? トールじゃないの? と思ったんだけれど、アルファベットだと「THOR」になるらしいね。それで、英語読みだとソーになるという。日本語でもソールというときもあるらしいし、そっちの発音のほうが、本来の形に近いのかもしれない。

で、役者さんも非常にイケメンで、かっこいいんだわ。粗暴な主人公な感じがとてもいいのよ。確かに、あんな美貌の神様が空から降ってきて、ヒロインと恋に落ちるなんて設定は、見ていても美味しすぎるよね。

確か、北欧神話では、ロキが弟なんて設定はなかったと思うんだけど、この影を背負った弟との確執がまた美味しい設定になっているし、どういうファンサービスなんだか・・・。

ラストではまた、意味深に物語が引いてきたし、この間見た「ドクター・ストレンジ」にもラストでちらっと登場してきたから、彼らの物語は、まだまだ続いているのか。シリーズがまだいっぱいあるらしいから、楽しみができました。そのうち、順々に見ていきたいと思います。次はどれを見ようかな? という感じで。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第29話

第29話「ハイウェイ・スター その2」

改めて、クレージーダイヤモンドの能力は便利だなあ。と思った。今回の見所は、仗助によるバイクの疾走シーンで、ノンストップでいかに走り続けるかという話なんだろうけど、それはともかく。

私はなんだか、病院での康一くんの人の悪さのほうが気になっちゃって。いや、この場合、看護師さんの態度のほうが悪かったというのもある。あるけど、だからといって、スタンドを使って困らせておいて、助けてやるから情報を引き出すというのは、やり方として、どうなのかと。康一くんも、意外とワルだなあ。という感じがした瞬間。康一くんでもそういうことをやるんだ~。と。

しかし、探している患者があんな態度の悪い暴走族の兄ちゃんで、その友達と間違われたんだとしたら、看護師さんが嫌味を言うのも、気持ちとしてわからなくもないんじゃないのか?

まあ、それでも、康一くんを相手に「チビ」扱いしたんだから、看護師さんだって悪いのかと・・・。なんか、そんなところで引っかかって、ぐるぐるしている。

スコット・デリクソン監督 「ドクター・ストレンジ」

映画7.スコット・デリクソン監督 「ドクター・ストレンジ」 (アメリカ・2016)

IMAX3Dで見てきました。これは、見たかいがあったと思います。素晴らしかった。奥行きのある画面いっぱいに映像が動くから、大迫力で楽しませてもらいました。映画館で映画を見る醍醐味を久しぶりに味わったというか。とにかく、すごかった。

これも「アベンジャーズ」につながる物語の一部らしいんだけれど、「ハルク」のときもそうだったけど、欧米の人たちには、東洋思想へのあこがれみたいなものがあるのだろうかと? 魔術を極めようと思うと、結局は、ヒマラヤで修行ということになる。アストラル界への移動とか、映像でここまできれいに見せてくれると、かなりリアルで生々しい。霊体が戦闘を行うと、近くのものがガタガタ揺れたり、これがラップ現象の正体か~なとど、ホラー風味も入っていたし。

時間を止めたり、巻き戻したり、壊れていたものがきれいにもとに戻ったり、これってどこのスタンド使い? って感じで、リアルなジョジョを見たような気分。実写映像がここまで来たとは、感無量でした。

あと、何故かドクターになついているマントが可愛かったことは、特筆しておこう。マントが独立した意思を持ち、なにかと助けてくれる。ピンチのときは救ってくれるし、道を示してくれる。この設定、いいなあ。と思いました。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第28話

第28話「ハイウェイ・スター その1」

仗助は、絡む相手を間違えたのではないだろうか? チンチロリンを仕掛けるにしても、なんで相手は露伴先生だったのだろうか? やっぱ、お金持ってそうだから? そう考えると、やっぱ、悪いのは仗助だよなあ。露伴先生は、被害者で気の毒だ。

とは言え、露伴先生って、仗助の心の中だけは読まないんだな? サイコロ宇宙人の話は、漫画家として最高のネタのような気がするんだけど、もったいない。

とにかく、杜王町には、スタンド使いだけじゃなく、宇宙人まで紛れ込んでますよ。という、ある意味、すごい街だ。

サイコロ宇宙人の話に続けて、トンネルの話につながってきた。物語自体は、別なんだから、同じ話数に入れるのはちょっと変な気もするけど、仗助と露伴の関係を整理する上ではちょうどいいのか。気まずくなったあと、今度は、助け合うみたいな感じ? いいねえ。そう思えば、続きも楽しみだわ。次回を待ちます。

「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」第27話

第27話「ぼくは宇宙人」

ここまではっきりと本人が目の前で変身したら、やっぱり、本物の宇宙人なんじゃないの? と思った。スタンド能力という設定を越えてしまっているし、いきなりSFになった。という感じがした。

メタモルフォーゼを出してくると、このぐにゃぐにゃと変形していく感じはアニメならではの醍醐味だなあ。と思う。

しかし、本物の宇宙人を相手にして、サイコロ賭博を思いつく仗助の冷静さは、ある意味、立派。勝負の行方を保留にしたまま、続いたので、次回も楽しみですよ。続きを待ちます。

 

ジョン・ファヴロー監督 「アイアンマン」

映画6.ジョン・ファヴロー監督 「アイアンマン」 (アメリカ・2008)

ネットで調べた限り、「アベンジャーズ」シリーズの1作目はこの作品だということで、私の見た順番は、微妙に違うんだけれど、夫が横で解説してくれたので、物語中に何度も出てくるスターク社の名前だけは、先に覚えていた。ただ、その兵器会社の社長が、まさか自ら主役になるとは思わなかったので、ちょっとびっくりした。普通、こういう人って、脇役にならない?

天才科学者ってのは、基本、他人を実験に使って変身させるイメージだったんだけれど、この場合は、誰も信用できないとして、本人が自らパワードスーツを着て活躍するわけで、その自主性に感心した。

「強い兵器さえあれば、平和を保てる」という理想が崩れる瞬間を目の当たりにしちゃったわけで、ではどうしたらいいのかという、これは一つの答えなんでしょうね。それを突きつめると、漫画的な答えしか出てこないわけだけれど。

「あと、1週間で命は尽きる」と追い詰められた状況で、「だから、その1週間が貴重だ」と行動を起こした彼の力量に感心しました。ギリギリまで諦めずに頑張った。やり遂げた。その姿勢は立派だし、適わないまでも、見習いたいと思いました。