第2話「バルバトス」
「命は大事だよ。自分の命も。みんなの命も」
三日月がなんのために戦うのか? という部分を、最低限のセリフと何気ない演出で伝えてきたのがいいな。と思った。彼は仲間を守りたいだけなのか。
そういう底辺に生きる少年たちの思いを、画面を見ている自分たちはクーデリアの立場で見るしかないんだなあ。というもどかしさがある。
敵側に「子供は殺せない」というおっさんキャラを用意してきたあたりが、ガノタへのサービスなんだろうな、と思う。
第2話「バルバトス」
「命は大事だよ。自分の命も。みんなの命も」
三日月がなんのために戦うのか? という部分を、最低限のセリフと何気ない演出で伝えてきたのがいいな。と思った。彼は仲間を守りたいだけなのか。
そういう底辺に生きる少年たちの思いを、画面を見ている自分たちはクーデリアの立場で見るしかないんだなあ。というもどかしさがある。
敵側に「子供は殺せない」というおっさんキャラを用意してきたあたりが、ガノタへのサービスなんだろうな、と思う。
第1話「鉄と血と」
随分と地味な作風だなあ。と思った。戦場ものらしく、派手な色を抑えて、重く、暗くしてあるのかもしれないが、あんまり華はないよね。独立運動を扱っているせいか、なんとなく、「太陽の牙ダグラム」を思い出した。
使い捨てにされている少年兵たちが、自立を勝ち取るために頑張る話なのかな? と思ったけど、自分の居場所を求めて旅をするのか、どうなるのか、という意味では、どうまとめるのか興味があります。
主人公は三日月なんだろうけど、彼を指揮しているオルガのほうが目立つなあ、と思った。実は、主役は彼の方なのか? あまりに三日月が指示通りに動くから、その分だけ苦悩があるとか? そんな感じだろうか。
敵側としては、櫻井孝宏の声は、やっぱり目立つ。あまりに耳につくので、この声はどこで聞いたっけ? と一生懸命考えてしまった。最近だと、「ジョジョ・第4部」の露伴先生だな。とっさに、声優さんの名前が出てこなかった割に、どこかで聞いたってのが、気になって仕方がなかった。
コミック12.「クジラの子らは砂上に歌う」第7巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス
コミック13.「クジラの子らは砂上に歌う」第8巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス
コミック14.「クジラの子らは砂上に歌う」第9巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス
ようやく、新天地に到着したと思いきや、そうかんたんに安住の地が得られるわけでもなく。政治的な駆け引きの話になってきたのが面白かった。子どもたちが楽観的に考えるほど、世の中、そんなに甘くないと、それをしっかり描いているところで好印象。
これで最新刊まで追いつきました。あとは、続きの巻が出るのを待ちます。楽しみです。
第11話「無残帳 その3」
ありとあらゆる二次創作に対して、「ここまではやっていいけど、ここから先は嫌だ」という許容範囲というものがあって、その線引がどこになるかは人によって違うというか、性格にもよるし、元の作品への思い入れによっても違うんだろうけど。
「ヤング ブラック・ジャック」というこの作品自体が、「ブラック・ジャック」のパロディみたいなものだし、「無残帳」編は「どろろ」のパロディみたいなものだと考えて、この場合は、私の「どろろ」や百鬼丸への思い入れが強すぎて、どうしても許せないところに来ちゃっている感じだ。
元の作品に思い入れがない人にとっては、たぶん、どうでもいいし、何でもありでいいじゃん? という感じになるんだろうけど。
しかし、私にとっては、百鬼丸はとても大切な人なので、この人を殺人鬼みたいに描いたのは、許容範囲を超えちゃっているんだな。自分の大事にしているものを汚された気分だ。いくらスターシステムだからと言っても、やっていいことと悪いことがあるぞ。みたいな反発が来る。言っても、詮無いことだとは思うんだけど・・・。
しかも、ここまでやった百樹先生に対して、「生きてください」とか言って、監獄から逃しちゃうのは倫理的にどうかと思うよ。そうやって野放しにしたら、結局、また殺人を繰り返すことになるじゃないか?
医学界が腐っているということを描きたかったにしては、物語がちゃちいし、どう見ても、これって、不幸な事故じゃん? 百樹先生がそこまでする理由付けとしてはあまりに弱すぎるし、誰が悪いと言って、「キミが代わりに手術をやってくれ」と頼んで、勝手に死んじゃった先生とか、故障させるだけだという話なのに、勝手にブレーキを効かなくしちゃった脇役の人とか、そっちのせいじゃないのか? という感じがするので、なんじゃこりゃ? 状態。
よく覚えてないけど、原作もそういう話だったかな? でも、ひどい話だったというものすごい嫌な記憶があるので、なんかもう、読み返すのも嫌なんだよね。気になるなら、確認するしかないけど。
原作だと、最後に百樹先生がベトナムにいったのは覚えている。けど、アニメ版ではなぜか、ミッドナイトの帽子(?)をかぶっていたので、タクシードライバーになったということなのかな? と思った。そこが夫が言っていた「アニメ版のほうがマイルド」という意味なんだと解釈してみる。
かわいそうなのは、婚約者とろろでしょう。やっぱり、ひどい話だなあ。と思う。
映画20.ガース・ジェニング監督 「SING シング」 (アメリカ・2016)
お義母さんにWOWOWを勧めて、加入させたら、「ズートピア」を見て気に入ったそうで、そういう動物が出てくるアニメの映画を見たいと言い出したので、「SING」の話をして、一緒に見に行く流れになってしまった。
前に見たのは字幕版だったので、ちょうどいいから、今回は吹替版を視聴。吹替版も非常に良かったです。
視聴自体は二度目なので、それぞれのキャラのオチを知っているから、途中から登場するんだと思いこんでいたお婆ちゃん女優が、冒頭のステージのシーンにちゃんといることを確認できたし、主人公のコアラと友達がレストランで食事をするシーンで、水槽にイカが泳いでいるのを見て、「ああ、あのイカは、この店の店員なんだ~」などと、小ネタに気づくことができた。
こうしてみると、映画を2度3度と繰り返してみるのもいいものだなあ。と思った。字幕版と吹替版と両方を見るのも悪くないかもしれないとか、ちょっとだけ思い始めている。(罠にハマったかな?)
どっちが良かったかと言っても、甲乙つけがたい。この場合は、どっちも良かったと思う。吹替版の役者さんもかなり頑張っていたと思うので。特にこの作品は、歌がダメだと致命的になるはずだけど、日本語でもさほど違和感はなかったね。
第10話「無残帳 その2」
「アニメ版は、原作よりはマイルドに描かれていたよ」と夫が言っていたので、ストーリーに変更でもあるのだろうか? と思っていたけど、やっぱり、アニメで見ても、ひどい話だったね、この話は。それとも、オチの部分に変更があるということなのかな? そのへんは、次回を見なきゃわかりませんが。
原作の漫画を読んだときも思ったけど、百樹先生の扱いがひどすぎて、「どろろ」ファンとしては、とてもじゃないけど耐えられない。
自分をひどい運命に陥れた人間への復讐劇という「巌窟王」的なテーマは、手塚漫画にはよく見られるパターンかもしれないが、なにもそれを百鬼丸でやらなくてもいいじゃん? 百鬼丸は、そんな人じゃないよ。あの人、とてもいい人だよ。と、なんだかムキになって、言いたくなる。父親に復讐なんかしなかったし、弟だって、殺したくて殺したわけじゃないじゃん。
今、思いついたけど、「鉄の旋律」をやりたかったのかな? と、ちょっと思った。でもね、私は、個人的に「鉄の旋律」が大嫌いなんで、あんな怖い話、思い出したくもないんだけどな。