星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「クジラの子らは砂上に歌う」第5、6巻 梅田阿比

コミック10.「クジラの子らは砂上に歌う」第5巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス

コミック11.「クジラの子らは砂上に歌う」第6巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス

泥クジラの秘密がどんどん明らかになっていき、世界も広がりを見せている。外の世界の国々も少しずつ紹介されていて、主人公たちの旅が続いていく。キャラクターも増えてきたし、彼らに安住の地があるのか、どこへたどり着くのか、そういう興味で続きを待ちます。

ジョス・ウェドン監督 「アベンジャーズ」

映画19.ジョス・ウェドン監督 「アベンジャーズ」 (アメリカ・2012)

キャプテン・アメリカ超人ハルク、アイアンマン、マイティー・ソーが勢揃いして、ロキと戦う物語。あんまり詳しくはないけど、スナイパーのお兄さんもホーク・アイという名前だし、やたら活躍していた美人のお姉さんにもそれぞれ物語があるらしい。これはもう、追いかけるだけで大変だよ~という感じはするけど、とにかく面白かった!

全員集合の割に、それぞれにちゃんと見せ場を作ってあるし、各々のキャラが魅力を潰されてなくてよかったですよ。個人的には、キャラクターとしては、アイアンマンとマイティー・ソーが好きだし、キャラの絡みとしては、アイアンマンとキャプテンの組み合わせが良いな。

落ちかかっている空中要塞を修理するのに、アイアンマンは飛べるからいいけど、キャプテンは落ちるから、飛び跳ねなきゃいけなくて、命がけだし、それでもしっかりとやるから、この人の真面目なところ、いいなあ。と思う。

物語のスケールがでかくて、宇宙からどんどん敵がやってくるし、ここまでハチャメチャになっちゃって、大丈夫なのかと思ったけど、きちんと終わって、まとまったから、すごい感動。いいわ~。これは楽しかった! 見て良かったです。

さらに続きがあるみたいだから、今後の展開も楽しみですよ。次は、「アイアンマン3」ですね。できるだけ早いうちに見ていきたいと思います。

「ヤング ブラック・ジャック」第12巻 原作:手塚治虫 脚本:田畑由秋 作画:大熊ゆうご

コミック9.「ヤング ブラック・ジャック」第12巻 原作:手塚治虫 脚本:田畑由秋 作画:大熊ゆうご 秋田書店ヤングチャンピオンコミックス

物語がそろそろまとめに入ってきたのか? 間くんも医師免許を取れたみたいだし、ここから先は、その医師免許を取り上げられる方向で進むんだろうけど。何が起こるのか? で引っ張ってきたので、続きを待ちます。

「翔ぶが如く」第10巻 司馬遼太郎

読書4.「翔ぶが如く」第10巻 司馬遼太郎 文春文庫

全10巻、読了。一昨年の11月から読み始めたから、1年半近くもかけてせっせと読んでいたけど、ようやく読み終わりました。時間がかかったけど、読み終えて満足。長かった西南戦争がようやく終結したし、西郷隆盛も死んだ。大久保利通も死にましたよ。一つの時代が終わったのを一緒に目撃した気分だ。

こうしてみると、上野に西郷隆盛銅像が立っていることの異様さを、今更ながらに感じる。解説にもその説明があったけど、反政府運動の首謀者にも関わらず、銅像が立っているんだから、それだけ西郷さんというのは、みんなに愛されていたし、一つの時代の象徴だったのかもしれない。

大久保利通が、殺されたときに西郷の手紙を持っていたというのは、以前に聞いたことがあって、それ本当ですか? 何かのネタじゃないのか? と思っていたが、「西郷の伝記を書いてほしい」と人に頼んでいたという話が出てきて、切なかった。「自分が話さなければ、彼のことが後世に伝わらない」と。

そう言いながら、自分が狙われていることを知りつつも、護衛は一切つけずに、天命に任せると語っていた大久保さんも、もう死んでもいい覚悟を決めていたというようにも見える。後を追うように殺されちゃって。だから、この二人の物語が、悲しかった。

「ヤング ブラック・ジャック」第8、9話

第8話「苦痛なき革命 その2」

第9話「無残帳 その1」

こうして通しで見ていくと、物語がちゃんとつながっているのがよく分かる。無痛症の彼の物語は、ドクター・キリコの出て来るベトナムの話とつながるし、無残帳の百樹先生の物語は、第1話の手足の千切れた少年の話とつながる。

それぞれの物語が、ちゃんと間の成長に与えた影響を語っているのか。

百樹先生の手術をどうしてもやりたいと申し出たとき、第1話の少年をなんとしても救いたかった間くんの気持ちが伝わったので、そこからすべてが始まったという物語の流れも分かったし。

しかし、無残帳は、これからひどい話になるはずなので、アニメ版ではどうなることか、続きを待ちます。

戦争が医学を発展させてきたという側面もある、という話は印象に残った。苦痛を感じない兵士がいたら、その方が都合のいい人々もいると。そんな研究に興味を持ったら、泥沼から出られなくなるぞという警告もわかる。

しかし、原作通りなのは分かるとしても、「七色いんこ」をいきなり出してきたのは、さすがに無理があるんじゃないかとちょっと思った。私が見ても、あまりに唐突で意味がわからない。私自身が、「七色いんこ」にはあまり興味が無いので、設定をよく知らないというか、読んだはずだけど覚えてないからかもしれないけど・・・。

「クジラの子らは砂上に歌う」第3、4巻 梅田阿比

コミック7.「クジラの子らは砂上に歌う」第3巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス

コミック8.「クジラの子らは砂上に歌う」第4巻 梅田阿比 秋田書店ボニータコミックス

順序として逆なのはわかっているんだけれど、なんだかアニメを見る前にネタバレを読んでいるような気分になってくる。どういう風に色がついて、絵が動くのか楽しみ。その分、なんだか感想は書きづらいかもしれない。