星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ベルサイユのばら」第33話

第33話「たそがれに弔鐘は鳴る」

三部会というフランスの政治の仕組みについて勉強。第1身分、第2身分の、聖職者や王族、貴族に加えて、第3身分の平民を入れて、議会をやる仕組みで、それをやれと運動が起こっていたけど、その三部会の真っ最中に、ルイ16世とアントワネットの息子、皇太子のルイ・ジョゼフが7歳で亡くなった。このあたりは、史実らしい。

1789年、という年号が出てきたので、フランス革命まであと少し。

「ベルサイユのばら」第32話

第32話「嵐のプレリュード」

なんかショックだったのは、「以前の私だったら、フェルゼンを追っていただろう」というセリフが入っていることで、この状況で、アンドレをおいて? それでもフェルゼンの方を追いかけたかもしれないというのか? そりゃひどいよ。と、思っちゃったことで・・・。

あんまり、そんな深く考えないほうがいいのかな?

この場合は、パリの治安がそれだけ悪くなっているというのを言いたかったんだろう。貴族とみれば、誰でも襲われる時代に突入したと。巻き添えを食ったアンドレが気の毒。

「ベルサイユのばら」第29~31話

第29話「歩き始めた人形」

第30話「お前は光 俺は影」

第31話「兵営に咲くリラの花」

24話で首飾り事件に決着がつくわけだけど、そこまでの間、ずっと、男の影は薄くて、女たち同士の戦いみたいな感じだったのに、25話で、フェルゼンが帰ってきて以降、オスカルの片思いの話が前面に出てきて、アンドレがメインになってからは、ぐっと、恋愛ものっぽくなったし、男性キャラがいっぱい出てきて、急に男臭くなってきた。

♪愛が苦しみなら、いくらでも苦しもう。それが君の心にいつか届くまで。

というのは、アンドレの歌だと思っていたが、基本、片思いの切ない歌で、登場人物の誰の気持ちにも当てはまるというか。

アントワネット→×←フェルゼン←オスカル←アンドレ。みたいな感じ? オスカルには、ジェローデルも片思いだよね。

そんなのばっかり、出てき始めた。まあ、そのほうがいいというか、正直、宮廷での女の戦いは、見ていて怖いし、疲れた。

あと、サン・ジュストも登場してきたが、この人も、名前は聞いたことがあるけど、何した人か知らないし、本当にこんなテロリスト行為をやっていたかどうかは謎だけど、勉強になるのは助かるかな。

「風雲児たち 幕末編」第34巻 みなもと太郎

コミック11「風雲児たち幕末編」第34巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス

幕末の総整理みたいな話が、最初にあったが、興味深かったのは、薩長土のどの藩主も、討幕など望んでいなかった。討幕は、家臣主導で行われた。どの殿様も、家臣を制御できなかった。という話で、トップはお飾りに過ぎず、下の者が主導権を握っていた。というのが、歴史上、いくらでも繰り返されている。とのことで、そういうものかもしれないなあ。と思うし、意外と、今の時代だって、そうなのかもしれない。

 

「ベルサイユのばら」第28話

第28話「アンドレ青いレモン」

昔から疑問だったのだが、なんで左目が失明しただけで、右目まで失明するの? という点。「はっきり言ってください、先生!」とアンドレも突っ込んでいたが、私もそこを聞きたい。

しかし、オスカルも鈍いなあ。アンドレの気持ちには全然気づかなかったということか。ずいぶん、長いこと、一緒にいるのに。むしろ、一緒にいるから気づかないのだろうか?

フェルゼンに失恋した勢いで、私は男として生きる! と断言するオスカルだが、押し倒されると、女の力じゃ抵抗できないよね。そんなんで、男ばっかりの戦場に行って、大丈夫なのか? という不安は残る。近衛隊だから、今まで通用していたものが、外の世界では通用しなくなるというか。

今回は、アンドレが下町の酒場で酔って喧嘩するシーンもあったけど、殴り合いとかになると、出崎監督の真骨頂のような気もする。

「風の万里 黎明の空」上巻 小野不由美

読書17.「風の万里 黎明の空」上巻 小野不由美 新潮文庫

これも、初版以来の再読。3人の少女のうち、私が引っ掛かったのは鈴の物語で、今、読み直しても、いじめられていた女の子に、いじめていた人間の気持ちをわかってやれ。というのは無茶だろ? という気もする。だが、「好きでその場所にいたんだろ?」という指摘は、もっともな気がして、嫌だったら、とっとと出ていけばいいわけで、嫌な場所に、文句を言いながら、100年もい続ける人間がいるのだろうか? というのが、最大の疑問だった。で、今は、意外と、いるのかもしれないなあ。と、ちょっと思っている。

「ベルサイユのばら」第27話

第27話「たとえ光を失うとも・・・」

左目、思いっきり、剣で切られているので、包帯を外すも外さないもなく、普通、失明するんじゃ? と、突っ込みたくなったが、昔の作品だし、そういう突っ込みは野暮だろうとも思う。

この場合は、オスカルのために、そうまでして頑張ったアンドレをほめるべきなんだろうな。