星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第6話

第6話「彼等について」

地球が4つの経済圏に分かれていることと、火星にいる貧困層を救うために独立運動があるんだという説明が入った。なるほど。そのために、クーデリアは、地球に向かいたいし、文字の読み書きもできない子どもたちが、生きるために働かなきゃならない貧しさの解説にもなっている。

このまままっすぐに地球に向かうのかと思いきや、木星に向かうと言い出したのでちょっとびっくりした。確かにつてもないのに無茶じゃないか? という気もするんだけれど、「あいつが見ているから、やるんだ」などと言い出したオルガの言い訳は、かなり無理があると思って、大丈夫なのかと心配になる。

あと、クーデリアの秘書(?)のお姉さんは、どう見ても、お嬢様の監視役というか、状況の報告係のような感じがするんだけれど、そんな人に通信担当を任せていいものなのか、オルガも意外と隙だらけなんじゃないかと。それとも、それも作戦のうちなのか? そうだったら、すごいんだけれど、そうでなければ、彼も所詮は子供の一人にすぎず、計算が甘すぎるんだとか、そういうふうに解釈するしかないんだろうね。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第5話

第5話「赤い空の向こう」

この状況で、そう簡単に善意で協力してくれる大人がいるとも思えなかったが、やっぱり、罠だったか。それを見越した上で、先に手を打っておいたオルガがさすが。視聴者まで騙したわけだけれど、そのためにトドという大人を用意していたんだなあ。というのがわかった。逆に言えば、トドってもう物語から退場なの? って部分でびっくりした。こういうキャラは、いつまでもいつまでも根に持って、彼らを引っ掻き回しそうに見えたんだが・・・。

いよいよ、地球に向けて出発。火星をあとにしたわけだけれど、のっけからこれだと、先が思いやられると言うか、彼らの旅は前途多難だろうという予感はある。それでも、行くしかないし、やるしかない。少年少女が、そうやって頑張る姿には好感が持てるし、どうなることかと見守りたい。

今回は、戦闘シーンに随分と時間を割いたね。やっぱり、宇宙で戦うとガンダムっぽいし、三日月が圧倒的に強いのはよくわかった。こういう設定は、後々、ゲームになったときに生かされそうだな。と思う。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第4話

第4話「命の値段」

自分たちの力で、できるだけのことをする。と、少年たちは着々と仕事を進めているみたいで。むしろ、頭の固い大人の方が、彼らの妨げになっている構図。特にトドみたいなキャラが用意されていると、やっぱり、なんとなく高橋良輔作品っぽい感じを受けるなあ。と思った。

当面の敵であるギャラルホルンの監査官二人組は、ラインハルトとキルヒアイスか、シャア・アズナブルガルマ・ザビかって組み合わせを連想させるんだけれど、色んな要素を混ぜ込んでいる感じに見えるね。

トウモロコシ畑での偶然の対面は、シャアとララァアムロと出会ったときのことを思い出させる。こちら側は、向こうが敵だって気づいたのに、向こうはまだ気づかない。あるいは、薄々気づいたのか。そういうのは、見ているこちらも緊張して良い感じ。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第3話

第3話「散華」

三日月は、汚れ役担当という感じに見える。主人公に積極的に人殺しをさせる作品は、ガンダムでも珍しいような気もするが、戦場の兵士という部分を突き詰めていけば、そうなるよね。上官の命令に淡々と従う的な。この場合、三日月が従うのは、オルガだけなのかもしれないが。

彼らの目標が、「自分たちの力だけで生きられる世界」というあたりに、「安住の地を求めてさまよう子どもたち」テーマが感じられていいな。と思う。そんなものが見つかるのかどうかは知らないが、そのために、やれるだけのことをする。

役立たずのお嬢様に見えたクーデリアも、自分に出来るだけのことをすると、協力者になってくれそうだし、このお嬢様もみんなのために進んで動こうとした部分で好感が持てる。意外とやるじゃん? 的な。

スポンサーになってくれそうな人に心当たりがあると、物語が新しい展開に向かって動き出したけど、世の中、そんなに甘くないよね。という予感はあるので、どうなるのか、続きを待ちます。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第2話

第2話「バルバトス」

「命は大事だよ。自分の命も。みんなの命も」

三日月がなんのために戦うのか? という部分を、最低限のセリフと何気ない演出で伝えてきたのがいいな。と思った。彼は仲間を守りたいだけなのか。

そういう底辺に生きる少年たちの思いを、画面を見ている自分たちはクーデリアの立場で見るしかないんだなあ。というもどかしさがある。

敵側に「子供は殺せない」というおっさんキャラを用意してきたあたりが、ガノタへのサービスなんだろうな、と思う。

「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第1話

第1話「鉄と血と」

随分と地味な作風だなあ。と思った。戦場ものらしく、派手な色を抑えて、重く、暗くしてあるのかもしれないが、あんまり華はないよね。独立運動を扱っているせいか、なんとなく、「太陽の牙ダグラム」を思い出した。

使い捨てにされている少年兵たちが、自立を勝ち取るために頑張る話なのかな? と思ったけど、自分の居場所を求めて旅をするのか、どうなるのか、という意味では、どうまとめるのか興味があります。

主人公は三日月なんだろうけど、彼を指揮しているオルガのほうが目立つなあ、と思った。実は、主役は彼の方なのか? あまりに三日月が指示通りに動くから、その分だけ苦悩があるとか? そんな感じだろうか。

敵側としては、櫻井孝宏の声は、やっぱり目立つ。あまりに耳につくので、この声はどこで聞いたっけ? と一生懸命考えてしまった。最近だと、「ジョジョ・第4部」の露伴先生だな。とっさに、声優さんの名前が出てこなかった割に、どこかで聞いたってのが、気になって仕方がなかった。

「ヤング ブラック・ジャック」第12話

第12話「狂騒の季節」

原作だとサファイアの恋は、片思いだったような気がしたけど、アニメだと両思いっぽく見えるので、そのほうがいいな。と思った。

学生運動については詳しくないが、昔の人達はやっぱり過激だな、と思う。本当に、仲間の少女にまでこの手の暴力を振るう行為があったのかどうかは知りませんが・・・。(ありそうに見えるから怖いんだよね)