星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

渡辺歩監督 「漁港の肉子ちゃん」

映画16.渡辺歩監督 「漁港の肉子ちゃん」(2021・日本)

アマゾンプライムビデオの配信で視聴。原作は未読。

どうせ泣かせ系だろ? 的な舐めた態度で見始めたものの、実際に泣けるというか、感動させられてしまった。本当に良かった。これ、いい話だわ。

そして、アニメーションの演出も実に素晴らしい。いい作品でした。

平尾隆之監督 「映画大好きポンポさん」

映画15.平尾隆之監督 「映画大好きポンポさん」(2021・日本)

dアニメストアの配信で視聴。原作は未読。タイトルからネタアニメなのかと思っていたんだけど、見てみたら、とんでもなかった。素晴らしかった!! 良かったです。素直に感動しました。

これは、もっとみんなに届いてほしい映画だと思います。気持ちがこもっていて、創作に対する思いが伝わりました。

吉浦康裕監督 「アイの歌声を聴かせて」

映画14.吉浦康裕監督 「アイの歌声を聴かせて」(2021・日本)

dアニメストアの配信で視聴。見た人の評価が異様に高いみたいだから、そんなに面白いのかと期待したんだけど、期待しすぎたせいか、そんなには引っかからなかった。

まあ、普通に感動的な少年少女のドラマだよね。近未来におけるAIの設定が、いろいろリアルに描写されているなあ。という部分に感心しました。

個人的には、そんなに一生懸命、AIに監視されている未来社会なんて、正直、ちょっと怖いと感じるんで、評価が下がってしまったのかもしれません。物語自体は、そんなに悪くはないと思うんだけど。

安藤雅司、宮地昌幸監督 「鹿の王 ユナと約束の旅」

映画13.安藤雅司宮地昌幸監督 「鹿の王 ユナと約束の旅」(2022・日本)

アマゾンプライムビデオの配信で視聴。原作小説は既読済み。

小説を読んだのが、結構、前になっちゃったので、細かい設定やキャラ名を忘れていて、うーん? うーん? こんな話だったっけ? 状態で。

悪くはないんだけど、いまいち、ぱっとしないのは、キャラデザのせいなのか、物語のせいなのか。なんとなく、全体的に、いろいろ野暮ったい感じがするよね。

長い原作を頑張ってまとめたことには感心するんだけど。頑張ったで賞ぐらいかな。と。

宮崎駿監督 「君たちはどう生きるか」

映画12.宮崎駿監督 「君たちはどう生きるか」(2023・日本)

109シネマズ湘南にてIMAXレーザー版を見てきました。

非常に面白かった。素晴らしかったです。宮崎駿の集大成と呼ばれるわけもわかります。

個人的に気に入ったのは、主人公の少年に傷をもたせたことですね。物理的な傷だけじゃなく、心に傷を持っているという。

パヤオの作品って、大体、主人公が優等生で、礼儀正しく、挨拶もしっかりしていて、いい子だし、この主人公もそうなんだけど、今回のこの子は、きちんと礼を尽くすその心の内側に傷があるっていうのがポイント高いですよ。辛さや悲しみを押し隠して、過ごしているっていうのがにじみ出ていて。今までの作品にはなかった要素だと思いました。

そういう心に傷を持つ子どもたちが、異世界に行く物語っていうのは、児童文学ファンタジーの王道だし、これも、その典型を外してなくて、そうそう、本来、ファンタジーっていうのはこうあるべき!! と、一生懸命、頷いてしまった。

不思議な国のアリスでは、ウサギが異世界に導くけど、ここではアオサギアオサギのおっさんっていうのも、面白いと思いました。

心に傷を持っていたから、彼は異世界に招かれた。入る資格を得たのかな? とか、母親が姉妹ということは、あのお父さんとの結婚は、政略結婚の意味もあるのか? 女性たちの方は、必ずしも、あの父親を好いてはいないんじゃないか?とか。

夏子が大嫌いと叫んだのは、眞人に向かって、というよりは、その向こう側にいる父親に対してなのか? 姉である母親に対してなのか? そういうことを、つらつらと考えてしまいました。

ドン・ホール監督 「ストレンジ・ワールド もうひとつの世界」

映画11.ドン・ホール監督 「ストレンジ・ワールド もうひとつの世界」(2022・アメリカ)

ディズニープラスの配信で字幕版を視聴。これ、思いの外、面白かった! せっかく、配信で見れるというのに、あんまり話題にならなくて、もったいないというか、もっともっと評価されてもいい作品じゃないかと思う。

個人的には、こういう冒険物語大好きだし、独特の世界観は、非常にビジュアルが美しくて、良かったです。ラストの落ちも秀逸でいい。

父親と息子のつながりが3世代に渡る物語にも感動しました。いつの時代も、どの世界も、親子って難しいし、そこをテーマにして家族の物語をやるところがいつものアメリカで、そういうところも好きだよ。父親も息子も孫も、みんな素敵で、良かったです。

カイル・バルダ監督 「ミニオンズフィーバー」

映画10.カイル・バルダ監督 「ミニオンズフィーバー」(2022・アメリカ)

アマゾンプライムビデオの配信で字幕版を視聴。面白かったです。非常に楽しかった。

ミニオンたちの可愛さは相変わらず。少年グルーも可愛くて良い。

中国系に媚びているのが明らかなのは気になるけど、昔の香港映画のパロディが随所に散りばめられているのは見ていても楽しい。まあ、たしかに、中国のイメージってこんな感じよね。