映画16.渡辺歩監督 「漁港の肉子ちゃん」(2021・日本)
アマゾンプライムビデオの配信で視聴。原作は未読。
どうせ泣かせ系だろ? 的な舐めた態度で見始めたものの、実際に泣けるというか、感動させられてしまった。本当に良かった。これ、いい話だわ。
そして、アニメーションの演出も実に素晴らしい。いい作品でした。
映画16.渡辺歩監督 「漁港の肉子ちゃん」(2021・日本)
アマゾンプライムビデオの配信で視聴。原作は未読。
どうせ泣かせ系だろ? 的な舐めた態度で見始めたものの、実際に泣けるというか、感動させられてしまった。本当に良かった。これ、いい話だわ。
そして、アニメーションの演出も実に素晴らしい。いい作品でした。
映画12.宮崎駿監督 「君たちはどう生きるか」(2023・日本)
109シネマズ湘南にてIMAXレーザー版を見てきました。
非常に面白かった。素晴らしかったです。宮崎駿の集大成と呼ばれるわけもわかります。
個人的に気に入ったのは、主人公の少年に傷をもたせたことですね。物理的な傷だけじゃなく、心に傷を持っているという。
パヤオの作品って、大体、主人公が優等生で、礼儀正しく、挨拶もしっかりしていて、いい子だし、この主人公もそうなんだけど、今回のこの子は、きちんと礼を尽くすその心の内側に傷があるっていうのがポイント高いですよ。辛さや悲しみを押し隠して、過ごしているっていうのがにじみ出ていて。今までの作品にはなかった要素だと思いました。
そういう心に傷を持つ子どもたちが、異世界に行く物語っていうのは、児童文学ファンタジーの王道だし、これも、その典型を外してなくて、そうそう、本来、ファンタジーっていうのはこうあるべき!! と、一生懸命、頷いてしまった。
不思議な国のアリスでは、ウサギが異世界に導くけど、ここではアオサギ。アオサギのおっさんっていうのも、面白いと思いました。
心に傷を持っていたから、彼は異世界に招かれた。入る資格を得たのかな? とか、母親が姉妹ということは、あのお父さんとの結婚は、政略結婚の意味もあるのか? 女性たちの方は、必ずしも、あの父親を好いてはいないんじゃないか?とか。
夏子が大嫌いと叫んだのは、眞人に向かって、というよりは、その向こう側にいる父親に対してなのか? 姉である母親に対してなのか? そういうことを、つらつらと考えてしまいました。
映画11.ドン・ホール監督 「ストレンジ・ワールド もうひとつの世界」(2022・アメリカ)
ディズニープラスの配信で字幕版を視聴。これ、思いの外、面白かった! せっかく、配信で見れるというのに、あんまり話題にならなくて、もったいないというか、もっともっと評価されてもいい作品じゃないかと思う。
個人的には、こういう冒険物語大好きだし、独特の世界観は、非常にビジュアルが美しくて、良かったです。ラストの落ちも秀逸でいい。
父親と息子のつながりが3世代に渡る物語にも感動しました。いつの時代も、どの世界も、親子って難しいし、そこをテーマにして家族の物語をやるところがいつものアメリカで、そういうところも好きだよ。父親も息子も孫も、みんな素敵で、良かったです。