第1話「人の痛みがわかる国」
原作ファンですが、十分満足です。もともとアニメ化しにくい原作だから、どうやってあの世界の雰囲気を出すかという部分がポイントだと思ったけど、割と成功しているんじゃないかと思います。
特にロボットたちのレトロさ感覚が、いい味になって、見ていても楽しめました。この調子で続くなら、今後も見ていきたいと思います。
課題としては、毎回「プロローグ」を出していくと、ネタが尽きて続かないんじゃないかと思えることと、「プロローグ」と本編の内容がかみ合っていないことに違和感を覚える人もいるんじゃないかと思えること。それがちょっと心配ですね。
毎朝キノは、カノンを撃つ練習をするのが日課なんだけど、知らない人が見れば、あれはなんのための描写だったの? と思うかもしれないし・・。でもまあ、これはギリギリの描写だなあ。
「相手の思いが筒抜けになる」という部分からは、「キングゲイナー」の「ウソのない世界」を連想させられましたが、やっぱ「キノ」の方が本当でしょう。想いが伝わってしまったら、人は一緒には暮らせないよ。そういう残酷なリアルさが、原作の好きな部分です。これからも楽しみですね♪