星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「吼えろペン」第8巻 島本和彦

64.「吼えろペン」第8巻 島本和彦 小学館サンデーGXコミックス 評価★★★★

相変わらずのノリは面白いけど、さすがにちょっとマンネリ気味で苦しい印象を受けた。それでもここで語られていることのひとつひとつはやっぱ大切だなあ・・と思う。

「大人が! 厳しい世の中を、自分をきつく戒めながら、それでも立ち向かっていくという姿を! 若い読者に見せられんでどうする!?」
「世間様にモノを伝えるメッセージを発するという立場でだよ! 楽な方向へいつでも逃げられるというスタンスで! 実際にたまに逃げながら仕事をしていて。そんな大人が描く作品を読んだり見たりしている読者が! 少年少女がだよ! 何を精神に受けると思う!」
「今の若者達に、「責任感」がないのは、みんな俺たちのせいだよ!!」

藤鷹ジュビロ先生のセリフに感動しました。そういえば、私も昔、「うしとら」についてファンレターを書いて少年サンデーに送ったことがあります。「うしおがかわいそうだから、何とかこの場を逃げ切って欲しい」と書いたんだけど、そしたら、立ち向かっていっちゃったという・・・。(苦笑)
そうか、逃げずに立ち向かわなきゃダメだったのか、なんとなく、そんなことを思い出しました。先生が、あのファンレターを覚えているかどうかは知りませんがね。(^^);