星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「To Heart」第8話

第8話「おだやかな時刻」

本当に穏やかなまま、過ぎていきましたね。あかりの家でみんなで勉強会をする予定が、雅史と志保が来られなくなる。誰もいない家で二人だけで勉強を続けるあかりと浩之。

こういうシチュエーションがゲームの中にあるということでしょうか?

高校生の二人が、二人きりで一つ屋根の下というとなんだかドキドキするようなHな展開をつい期待してしまうが、この二人は本当にマイペースで勉強だけを続けていく。二人で子供の頃の思い出を語り合ったり、ときどき入ってくる電話に勉強の徐魔をされたりしながら・・。

特に、電話のはいるタイミングが面白い。あと、相手のセリフをしゃべらせたり、しゃべらせなかったりする演出も効いている。

何か起こるかな〜と思わせておいて、最後まで何も起きずに過ぎていく淡々とした展開がかえっていい味を出している。

この二人は、今までもずっとそういう関係でいたし、これからもそういう風に二人のペースで過ぎていくんだろうなあ・・という安心感がある。確かに「穏やか」という言葉が相応しいのかもしれない。

よかったです。