星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「アストロボーイ鉄腕アトム」第3巻 姫川明

83.「アストロボーイ鉄腕アトム」第3巻 姫川明 小学館てんとう虫コミックススペシャル 評価★★★★★

なんで続きが出ないんだろうなあ? とずっと思い続けていたんだけど、やっと最近になって3月に発売されていたことを知りました。あわてて通販で購入した次第。マヌケな話。でも、本屋で見たことがなかったんだよ。いい作品なのに、もったいない!

やっと最終巻が読めて、非常に満足♪ アトラスの物語の結末と、天満博士の物語の結末が読めて嬉しい。特に天満博士・・・かっこいい〜!! ラストシーンの去ろうとする天満博士に後から抱きついていくアトムが、感動させますわ。
この物語は、二つとも「父と息子のすれ違い」がテーマなんですね。で、どちらもこういう父親像が見たかった! というのをきちんと描いてくれたので、とても嬉しいです。

番外編の物語は、タイムスリップの話と火の鳥・ロック編。特に、火の鳥・ロック編には、非常に満足。悪党のロックの中にある孤独の影と、それを見抜いていたタマミのドラマが泣かせます。アニメもこういう形でロックを描いてくれればよかったんだけどね・・・。

手塚漫画が本質的に持っている「孤独」というテーマを、きちんと描いてくれたのが嬉しかったです。いい作品でした♪

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409149823X/qid=1097121255/sr=1-3/ref=sr_1_2_3/250-7327450-7939417