星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち」第14巻 みなもと太郎

87.「風雲児たち」第14巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★

シーボルト事件、大塩平八郎の乱が描かれる。

この二つの事件について、「確か歴史の授業で習ったなあ?」という記憶はかろうじて残っていたものの、事件の「名前」しか覚えていなかったところが、現在の受験勉強の弊害というか・・・。我ながら情けないけど、どんな事件だか全然知らなかった。

マンガで、状況を詳しく描かれると、やっぱ説得力があってわかりやすいです。古い慣習を引き継いで、それだけを意味も考えずに繰り返している幕府のやり方はやっぱり変だと思う。

とは言え、前任者と同じことだけを無難なように繰り返すだけの人間・・・というやり方を、単純に非難できる立場に私はいないか。そういう意味では、自分に対しても、戒めになる話かも。

行動に移した人々は、やっぱりすごいです。確かに「風雲児たち」なのかもしれない、これはいいマンガだと思います。

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