星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち」第16巻 みなもと太郎

91.「風雲児たち」第16巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★

水野忠邦天保の改革はじまる・・・。

改革というより、時代を昔に戻そう・・・という発想だよね。「昔はよかった」と考える人々が、時代を逆行させて、昔のやり方で人々を縛ろうとするもの。そういう考えを持つ人々というのは、いつの世にも出てくるらしい。

だけど、時代は動いている。世界情勢だって着々と変わる。いつまでも昔のやり方にこだわって、それにあわせて無難なようにと物事を進めていたら、絶対にほころびが出てくる。

そうしないためにも、常に世界の動きを見て、状況を読み、その時代に合わせたものの考え方を養うようにしなきゃいけない・・ということなのかな。
とは言え、どんなやり方なら一番いいのか? そう簡単にはわからないし、それを考えるためにはやっぱ勉強するしかないわけで・・・。行き着くところは結局そこだな。

常日頃から情報を吸収して、自分なりに整理する習慣をつけなきゃダメなんだということなんだろう。昔に比べれば、今は遙かに自由に学びやすい環境にあるわけだし・・・。
そういう環境を作ってくれた、先人たちに感謝しつつ、その先を行くべきなんだろうなあと、なんとなく思いました。

今はもうちょっと歴史の本を読みたいです。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4845801833/qid=1099359676/sr=1-13/ref=sr_1_2_13/249-8642744-4080313