121.「20世紀少年」第6巻 浦沢直樹 小学館ビッグコミックス 評価★★★★
こういう状況って、マンガとはいえ、シャレにならないリアリティがあるような気がするのは不思議。一応言論の自由があるとは言え、そのうちにこんな時代が来るんじゃないのか? という不安がどこかにあるからかも知れない。
マンガを描いただけで捕まる・・・というイメージからは、手塚治虫の「紙の砦」を思い出しました。自由にマンガを書けない時代があったということ。そんな時代はまたいつ来るかも知れないんだということ。
生きたいと思ったやつだけが生き延びる・・・。
こういう一見情けなさそうなヘタレ漫画家を脱出のメインに持ってくるのは面白いと思いました。あるいは、手塚治虫をイメージしているのだろうか? とも思ったけど。スーパーヒーロータイプじゃない、普通の人ががんばる姿というのは励まされます。次回からの脱出劇が楽しみです。
あと純真そうな蝶野刑事とカンナちゃんの活躍にも期待。
それにしても、うみほたるが刑務所になっているのは笑えます。場所的にありがちかも??
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<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061732749/seiseikai-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">紙の砦</a>