第１３話「源氏の決起」
虐げられてきた源氏が、いよいよ決起を決意。名馬を奪われた上に、それに自分の名を付けられ、いびられ、笑いものにされる・・・。悪質ないじめですね。昔から人間のやることは変わらないね。
あんまりやることがひどすぎると、我慢できなくなることもある。興味深かったのは、ここでも天皇の親族にそのための勅命をもらう手続きをすること。やっぱ、日本では皇室の力は絶対ですか。
令旨を持ってきた使者に対して、「まだ考えさせてくれ」と慎重な態度を取る頼朝と、「いよいよ時が来たか」と嬉しそうな義仲の対比は面白い。頼朝は「私こそが源氏の嫡流だ。それを忘れられてはいなかった」とその部分に感動しているし、おとなしい態度を見せていても、結構芯は強いというか、プライドの高い部分はありそう。そういう部分が、いつか対立を生むんだろうなあ・・・という気がする。
血縁の絆を求めている義経が、源氏がたったと聞けば動くのは間違いなさそうだけど、彼にとっては清盛を愛する気持ちもあるはずで、血の絆と育ててもらった愛情とどちらを選ぶのか、今後の葛藤が気になります。
続きも楽しみです。
