星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「その時歴史が動いた」第230回

第230回「シリーズ終戦60年ソ連参戦の衝撃 〜満蒙開拓民はなぜ取り残された〜」

実際、今の世界情勢は無視して、もし政府に「きみも満州に行って新天地を開拓してみないか?」と呼びかけられたら、自分だったら行くだろうか? と、考えてみた。

安全さえ保証されているなら、新天地開拓という発想は確かに魅力的かも知れない。日本人ばかりで行くから、言葉の心配もないし、大体、日本は狭いところに人間がびっしり入っているから、きついんだよね。

それを思うと、悲劇の満州開拓民が気の毒に見えた。関東軍に対する信頼って絶対的なものがあったんだろうし・・・。

しかし、関東軍って言うのは、戦争末期にはみんなバラバラに東南アジアの方に送られちゃって、実際、満州にはほとんど残っていなかったとか。その事実は、番組を見るまで知らなかったのでちょっとびっくりだ。本当に素人の民衆しか残っていなかったところをソ連軍に襲われたんだなあって。

子どもを4人も5人も抱えて、逃げるのは大変だったろう。笑顔のおばあさんの「地獄を見ました」という言葉の響きは重かったです。

ギリギリまで、ソ連の動きを察知していなかった日本。という話だったが、国と国との関係も駆け引きなんだから、そう言う意味でも世界情勢には興味を持つべきだと思うのだ。どの国がどういう動きをしているのか・・・。

まあ、もっともっと国際ニュースを見るべきなんでしょうけどね。あと、国の言うことと、笑顔のパンフレットだけは信用しちゃいかんのだなあ・・・というのは、何となくわかったかも?(^^);