星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」

映画23.石黒昇河森正治監督「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」(日本・84)

夏コミに夫が「マクロス」本を作ると言い出したので、資料として借りてきて、せっかくだから一緒に見ていた。ちゃんと見るのは、公開当時に劇場で見て以来だと思う。

高校生の時の自分が怒っていた理由は、今、見ても、その通りだと思ったよ。

「愛おぼえていますか」を失恋した女の子に歌わせるのは、あんまりだという話。ラストでミンメイが、未沙の書いた歌詞を手で高く持ち上げて、彼女の方を見つめるけど、そもそも「愛おぼえていますか」は、未沙が、自分の気持ちをつづった歌であって、ミンメイから見れば、「これはあなたの歌だから、あなたに返します」ということになるんだろうな・・・と思って。

まあ、その辺の話は、あちこちに書いたからもういいや。今更また蒸し返しても仕方がない。

そのラストが思い切り気に入らないことをのぞけば、今見ても、遜色ない出来で、よくできていると思いました。あんまり古さを感じずに見られるから、その点はすごい。劇場公開当時は、説明不足と感じた部分も、今では違和感がなく、普通に見えるし・・・。

特にプロトカルチャーが、地球を訪れたときの話を聞けたのは、この間の「ゼロ」と物語的に、ちゃんとつながるんだなあ、と思って感心したしね。「マクロスF」とつなげて見るには、ちょうどいい内容じゃないでしょうか・・・。