小説・一般33.「ネバーランド」 恩田陸 集英社文庫
面白かったです。田舎の高校の男子寮で、少年たちが4人だけで過ごす冬休みと言うことで、そこはかとなくBL風味でしたね。
最初のうちこそ、こんなの男のセリフじゃないよ〜とばかりにつっこんでいましたが、読んでいるうちに慣れて来ちゃって、いつの間にか読みふけってました。
作者が「トーマの心臓」をやりたかったというのは、何となくわかりました。透明感のある少年たちの世界・・・という感じですね。よかったです。そういう世界が好きな人に、お薦めの小説だと思いました。