小説・一般10.「黒と茶の幻想」上巻 恩田陸 講談社文庫
中盤まではよかったけれど、ラストまで読んでかなりしらけた。お姉さんの設定にリアリティがなさ過ぎ。あと学生服の件はさすがに、それはないだろう。ありえない。普通、そんなことやらない。と思っちゃってもうダメ。普通の小説だと思って読んだのが間違いだったか・・・。いつもの恩田陸と言えばそうなんだけど、途中から設定に漫画じみた部分が入るのは、止めて欲しかった。下巻への意欲が一気に失われたかも知れない。
屋久島の情景描写は、丁寧で好感が持てたんだけどね。
