第２４話「追いつけ！ 追い越せ！」
・・・うーん。なんのために監督がぎっくり腰になるなんて設定にしてあるんだろうなあ？ と思っていたんだけれど、土壇場のところで駆けつけ、みんなを励ますためだったのか〜と、思っちゃうから、この作品は、あざといなあ、と感じるんだよね。感動させるために、先にこういう展開を用意しておくというのが、透けて見えて、どうにもなあ・・・。
そのシーンに、またこちらを感動させようという音楽をわざわざ入れて、盛り上げてくるから、なんか優等生的だと思っちゃうんだよ。
少なくとも、清水さんを敬遠に持って行ったとき、次の小森くんが怪我を押して、無理してでも打つ！ という展開は透けて見えちゃったし、それで同点になっちゃったから、今度は横浜リトルの監督が「すまん。俺の采配ミスだ」と謝って、今度はみんなで「監督！ 気にしないでください！ 俺ら、頑張りますから。もう点は取らせませんよ」と言い合う。
・・・うーん。ちょっと出来すぎなぐらい、ストレートにさわやかな優等生的展開なんだよねえ。いや、いい話なんだけれど、いい話すぎて、なんか引っかかるんだわ。
悪くはないんだけれど、評価がやや微妙なのは、そのせいだな。そんな中、ちょっとダークな口調を見せた寿くんだけが、なんか気に入りました。この調子でみんながいい子だと気に障るし、あのかわいかった寿くんが、ちょっと挑戦的に黒くなっているよ？ というのは、ポイントが高かったかも知れない。
いよいよ、試合も延長戦に入った。勝っても負けてもあと２話だし、どうなることか、次回も楽しみです。
