星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「龍馬伝」第22話

第22話「龍という女」

逃げ回る以蔵が、迫真の演技でした。龍馬と再会したのもつかの間で、とうとうつかまってしまうところ、痛々しかった。役者さんの決死の叫びが、胸を打つんだわ。よいね〜。

新撰組との対決もなかなかかっこよかったです。周りにあるもの、いろいろひっくり返して、逃げ道を作るところが面白い。あと、以蔵がつかまるシーンに、色とりどりの傘を置いたあたり、演出がいいなあ、と思いました。

金魚鉢とか犬の使い方もなにげにいいな、と思うんだけどね。心理表現ですね。外国との交渉をしている脇に、えさに貪りついている子犬を置いているところとか。

ラストシーン。助けたい人を助けられなかった龍馬に、龍馬のおかげで妹を救うことが出来た龍をかさねるところが上手いなあ、と思いました。泣いている龍馬の気持ちが、彼女にはよくわかったんだろうと、そういう風につなげるのね。なるほど。

金は生き金にしなきゃいけないんだ。そう言う部分は、なにげに教訓的。順調に面白い。続きもすごく楽しみです。次回を待ちます。