コミック26.「バビル2世」第2巻 横山光輝 秋田文庫
なんだかまあ、バビル2世って、微妙にやっていることがひどくないか? これだと、ヨミ様の方がなんだか気の毒になってしまうんだけど・・・。
宇宙人の作った怪しげなコンピューターに操られた少年が、やりたい放題、ヨミ様の基地を破壊しているのを見て、「悪魔の使い」に見えるというのも、なんか頷ける話ではあります。
実際、子供の視点で見れば、悪い大人が作ったものなんかみんな破壊しちゃえ! とばかりに暴れて気持ちいいだろうけれど、大人の視点で見れば、せっかく長い時間をかけて苦労して作ったものを、子供が自己満足の正義感で暴れまくって、一時の気持ちでみんな壊されちゃ、たまったものじゃないよね。
そう言う意味では、いい歳のおっさんと小生意気な若造の戦いのようにも見えるよ。