星の原休憩所

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「〔原子力事故〕自衛マニュアル」 桜井淳 (監修)

小説・一般15.「緊急改訂版〔原子力事故〕自衛マニュアル」 事故・災害と生活を考える会 (著), 桜井淳 (監修) 青春新書プレイブックス

福島から250キロも離れている横浜にいてさえ、私はここが安全だとはこれっぽっちも思えないので、参考になるかと思って読んでみた。とはいえ、結論から言えば、自衛という意味では、あんまり参考にはならなかった。

原子力事故が起こったら、コンクリートの建物の中に入りましょう」とか、「洗濯物はあきらめてください」とか書いてあるだけなんで。

とはいえ、核燃料を運ぶトラックがもし交通事故を起こしたら・・・とか、飛行機が誤って原発につっこんだら・・・などという仮定の話が書かれていて、その可能性は考えてなかったので、ちょっと怖かった。そうならないために、これだけの対策が取られているんです・・・と説明されていたんだけれど、そんなの信用できるかい。

やっぱり、危険なものは危険だと思う。出来るだけ速やかに、無理ならまあ、徐々にでもいいから、核燃料施設や原発は、この世からなくしていきたいものだと思った。