星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「黒い雨」 井伏鱒二

小説・一般38.「黒い雨」 井伏鱒二 新潮文庫

非常に読みづらくて、読み始めてから読み終えるまで3週間近くもかかってしまった。昭和文学の古い読みと漢字が難しくて、私の語学力ではかなり苦労した。

お話としても、淡々と広島の状況を伝えているだけで、物語に起伏があるわけでもなし、読んでいてそんなに面白いものでもないな、と思った。当時の人々の生活が丁寧に記述されているので、そう言う部分では参考になるけど。

聞いていたほど、差別テーマの物語ではなかったので、それを確認できたことが収穫だったと思う。

黒い雨 (新潮文庫)

黒い雨 (新潮文庫)