非常に読みづらくて、読み始めてから読み終えるまで3週間近くもかかってしまった。昭和文学の古い読みと漢字が難しくて、私の語学力ではかなり苦労した。
お話としても、淡々と広島の状況を伝えているだけで、物語に起伏があるわけでもなし、読んでいてそんなに面白いものでもないな、と思った。当時の人々の生活が丁寧に記述されているので、そう言う部分では参考になるけど。
聞いていたほど、差別テーマの物語ではなかったので、それを確認できたことが収穫だったと思う。
- 作者: 井伏鱒二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1970/06/25
- メディア: 文庫
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